第13回 藤原紀香にみる現代アラフォーのプライド
「婚活中」のトキ嬢、故郷に帰る
自然繁殖を狙って佐渡で放鳥したトキが、どういうワケかメスだけ全員本州に渡ってしまったニュースが連日伝えられておりました。目撃情報によれば、行き先も今日は新潟、明日は長野と結構活動的。
うまい餌とイケメンのトキを探し求めて「婚活中」との説もあり、何であれ動物が目指すところは同じなのかしらン、春だしねぇと思っていたら、期末決算に間に合うかのように三月末日、一羽が佐渡に帰還したとか。以前ちょっと仲良くしていたオスといっしょに田圃レストランでお食事デート中をフォーカスされて新聞に載っていましたネ。
ホッとしたのは捕獲してでも佐渡に連れ帰って見合い・繁殖させなければ、予算をがっぽり使ってトキの保護をした意味がないとバッシングされそうだったお役人衆と、他人(他鳥?)事ながら、なんとなくソワソワと落ち着かなかった団塊の世代の旦那衆だというのは私のうがった見方でしょうか。
メスのトキたちが大空を好き勝手に飛び回っている間、溜息をつきながら(?)本州方面を眺めていたオスたちに、いたく同情、共感した人間のオスも多かったのではないかと思います。
このトキたちの動向と、豪華な挙式から2年で結婚をおジャンにしてくれた藤原紀香・陣内智則夫妻は重なるところもありまして…。
うまい餌とイケメンのトキを探し求めて「婚活中」との説もあり、何であれ動物が目指すところは同じなのかしらン、春だしねぇと思っていたら、期末決算に間に合うかのように三月末日、一羽が佐渡に帰還したとか。以前ちょっと仲良くしていたオスといっしょに田圃レストランでお食事デート中をフォーカスされて新聞に載っていましたネ。
ホッとしたのは捕獲してでも佐渡に連れ帰って見合い・繁殖させなければ、予算をがっぽり使ってトキの保護をした意味がないとバッシングされそうだったお役人衆と、他人(他鳥?)事ながら、なんとなくソワソワと落ち着かなかった団塊の世代の旦那衆だというのは私のうがった見方でしょうか。
メスのトキたちが大空を好き勝手に飛び回っている間、溜息をつきながら(?)本州方面を眺めていたオスたちに、いたく同情、共感した人間のオスも多かったのではないかと思います。
このトキたちの動向と、豪華な挙式から2年で結婚をおジャンにしてくれた藤原紀香・陣内智則夫妻は重なるところもありまして…。
「格差婚」? いいえ、「癒し婚」が「ストレス婚」になっただけ
アフリカに飛び立った妻を「なぁに、そのうち戻ってくるさ」と楽観視していた夫の読みの甘さが露呈し、あれよあれよという間の展開です。このスクープが入ってすぐに某紙から「コメント」の依頼。
「やっぱり格差結婚の失敗でしょうか?」と聞かれ、
「少なくとも紀香さんは格差なんて意識していなかったのでは。経済力もあり、社会的ステータスもあるキャリア・ウーマンが癒し系の男に惚れただけ。それが『癒し』どころかストレス源になったからバイバイということとちゃうかしらン」
と答えておいたら、翌日には「浮気が原因と発覚」の続報。紀香ママの「女の二人や三人…」の古色蒼然、セピア色の告白が出てきたわけ。
そこで再度「まだやり直しや仲直りの可能性はありますか?」とコメントを求められたアタクシ、手加減なしの一刀両断です。
「三十代後半のキャリア・ウーマンにとって、目下上昇中のプライドは下降中の容姿よりずっと大事なもの。紀香さんは心も傷ついただろうけど、それよりプライドをズタズタにされたのが許せなかったのでは。
一般論だけど、男が離婚を口にするときは脅し心か未来形で、いいの?オレを無くしちゃうよ?という予告編。でも女が離婚を言い出す時は決意を固め、事後承諾を求めていることが多い。夫婦の間に温度差と時間差があるわけ。男にとって寝たオンナへの未練や執着があっても、女にとっては通り過ぎたオトコだから、早く忘れて次に行きたいのが本音。だから紀香さんが復縁をのむことはありえないでしょ」
「やっぱり格差結婚の失敗でしょうか?」と聞かれ、
「少なくとも紀香さんは格差なんて意識していなかったのでは。経済力もあり、社会的ステータスもあるキャリア・ウーマンが癒し系の男に惚れただけ。それが『癒し』どころかストレス源になったからバイバイということとちゃうかしらン」
と答えておいたら、翌日には「浮気が原因と発覚」の続報。紀香ママの「女の二人や三人…」の古色蒼然、セピア色の告白が出てきたわけ。
そこで再度「まだやり直しや仲直りの可能性はありますか?」とコメントを求められたアタクシ、手加減なしの一刀両断です。
「三十代後半のキャリア・ウーマンにとって、目下上昇中のプライドは下降中の容姿よりずっと大事なもの。紀香さんは心も傷ついただろうけど、それよりプライドをズタズタにされたのが許せなかったのでは。
一般論だけど、男が離婚を口にするときは脅し心か未来形で、いいの?オレを無くしちゃうよ?という予告編。でも女が離婚を言い出す時は決意を固め、事後承諾を求めていることが多い。夫婦の間に温度差と時間差があるわけ。男にとって寝たオンナへの未練や執着があっても、女にとっては通り過ぎたオトコだから、早く忘れて次に行きたいのが本音。だから紀香さんが復縁をのむことはありえないでしょ」
「女に格差はない、誰と寝ようと浮気」が大原則
正直に吐けば自分も楽だし、妻は許してくれるだろうなんて都合のいい解釈は厳禁です。家庭は警察の取り調べ室ではないのですから、白状して褒められるわけがない。包丁の一本や二本飛んできても文句は言えないでしょう。
「相手は商売女だから浮気のうちに入らない」という団塊世代の男にありがちな都合のいい常識もいまや非常識。「女に格差はない。誰であろうと、どんな職業の女性であろうと、寝れば浮気だ」というのが現代女性のゆるぎなき概念であります。
女房は観音様でもマリア様でもありません。その辺を読み違えると、佐渡のトキのように取り残されちゃいますよ。
(2009年4月10日)
- 宮本まき子先生へのお問い合わせはホームページから
- http://homepage3.nifty.com/makiko-miyamoto/