第32回 ダイヤモンドヘッド(4)
トレイルを経て頂上へ
トロリーバスを降りて登山口に向かいます。インフォメーションセンターで日本語版の案内パンフレットをもらい、道のりを確認してからトレイルを上りましょう。
やがて、左前方に山頂が見えますが、野鳥のさえずりなどを楽しみながら、あせらずに少しずつ上っていきます。道端にさまざまな熱帯植物が生育しており、いかにも南国らしいムードです。
国際色豊かな多くのハイカーに交じり、山の斜面をジグザグに上っていくと少し汗ばんできますが、やがて、最初の展望台に着きます。カハラからハワイカイに延びる海岸線、さらにはハナウマ湾の手前のココヘッドまで望めるので、のんびりしたくなりますが、頂上はもう少し先です。
一度トンネルを出ると、さらに階段が見えてきます。階段には手すりがあるので安心です。続いて2つ目のトンネルにさしかかります。中は真っ暗で、螺旋階段になっているため、足元を確認しながら上ります。週末や連休などには大渋滞となりますので、午前中がおすすめです。
その急な階段を登り終えると、コンクリート製の4階建ての建物の最上階に到着します。これは、アメリカが1898年にハワイを併合したとき、湾の防衛のためつくった砲台兼攻撃統制室の跡で、今も米軍の管轄下だそうです。
ここから外へ出ると360度の展望が待っています。ゆっくりペースでも、登山口から1時間あればこの素晴らしい眺めにたどり着くことができます。
真夏でも頂上は潮風が心地よく、さきほどバスで走ってきたワイキキのビーチやコンドミニアム、紺碧の太平洋、さらには背後にワイアナエ山脈の山並みが広がっています。
また、足元にはポツンと白亜の無人のダイヤモンドヘッド灯台が立っています。その先では波乗りを楽しむサーファーの姿も指呼の間にあり、文字どおり、360度のパノラマです。
真夏でも頂上は潮風が心地よく、さきほどバスで走ってきたワイキキのビーチやコンドミニアム、紺碧の太平洋、さらには背後にワイアナエ山脈の山並みが広がっています。
また、足元にはポツンと白亜の無人のダイヤモンドヘッド灯台が立っています。その先では波乗りを楽しむサーファーの姿も指呼の間にあり、文字どおり、360度のパノラマです。
さて、皆様にご好評をいただいたこの「元気はつらつ山歩き」は、本日で最終回となります。
このコーナーをきっかけにして、山歩きを大いに楽しんでいただければ幸いです。どこかの山でお会いしたら、ぜひお声をおかけ下さい。ご愛読いただきありがとうございました。