第31回 ダイヤモンドヘッド(3)
トロリーバスで登山口に
さて、いよいよ登山です。
ハワイ諸島は、一年を通じて貿易風が吹いています。雨は降ったり、止んだりしますが、ずぶぬれになることはまずありません。しかし、外輪山の稜線や頂上では、風が強くて体温が下がることもあるため、折りたたみの傘かヤッケ、レインウエアを1枚用意しておくと安心です。
また、日差しが強いため、帽子や日焼け止めクリームは必携です。飲料水や食料は山には売っていないため、あらかじめ市内のコンビニなどで買っておきましょう。
アプローチは、ワイキキから歩くか、バスか、レンタカーのいずれかになります。
歩く場合、カラカウア通り沿いに東へ進み、ホノルル動物園の角のモンサラット通りと交差する所を左折します。そして、亜熱帯植物の並木道が続くダイヤモンドヘッド・ロードを2キロほどゆっくり上っていきます。
市バス(The Bus)の場合、カラカウア通りを走る22番か58番のバスに乗ります。そして、マカプウ・アベニューを過ぎた辺りのバス停で下りれば、登山道の入口まで歩いて約15分です。ホノルル市内の観光名所やショッピングスポットをめぐるトロリーバスも走っているため、これを利用してもよいでしょう。
なお、レンタカーの場合、ダイヤモンドヘッド・ロードの北のカピオラニ・コミュニティカレッジの向かいの道をたどり、クレーターの中にあるインフォメーションセンターの前の駐車場に車を止めます。もっとも、左ハンドルで見知らぬ道を運転することになるため、初めての人は徒歩か、バスで登山口に向かった方が無難でしょう。もちろん、タクシーもあります。
登山口のインフォメーションセンターで、1人1ドルの入山料(車の場合、1日5ドルの駐車料金が別途必要)を支払い、センター右手のトイレで用を足してから歩き始めます。
今回は、トロリーバスを使って登山口まで行くことにします。
バス停で、手を挙げてトロリーバス に乗ります。バスはカラフルな黄色の車両で、市内から郊外の各方面まで運行しているため、一目でそれとわかりますが、座席は木造なので、ややお尻が痛いかもしれません。心配な人は、エアマットなどを持参するといいでしょう。
バスは、観光客でにぎわうワイキキのカラカウア通りを経て、ホノルル動物園の手前の交差点を左に折れ、亜熱帯植物の並木道が続くダイヤモンドヘッド・ロードに向け、ゆっくりと上っていきます。途中、民家や学校、公園などが続きますが、ガイドしてくれる運転手に当たったらラッキーです。
真夏の太陽が照りつけるなか、バスに揺られていると、やがて、緑青のヤシの葉陰に見え隠れする純白のビーチと、紺碧の海原とのコントラストがまばゆいことでしょう。マカプウ・アベニューを過ぎ、外輪山を貫通しているカハラトンネルを抜けると登山口です。
ハワイ・オアフ観光局バスは、観光客でにぎわうワイキキのカラカウア通りを経て、ホノルル動物園の手前の交差点を左に折れ、亜熱帯植物の並木道が続くダイヤモンドヘッド・ロードに向け、ゆっくりと上っていきます。途中、民家や学校、公園などが続きますが、ガイドしてくれる運転手に当たったらラッキーです。
真夏の太陽が照りつけるなか、バスに揺られていると、やがて、緑青のヤシの葉陰に見え隠れする純白のビーチと、紺碧の海原とのコントラストがまばゆいことでしょう。マカプウ・アベニューを過ぎ、外輪山を貫通しているカハラトンネルを抜けると登山口です。