第20回 天王山(4)
楽しみはウイスキー蒸留所の見学と試飲
そこで、せっかくの機会だと思い、帰路は、宝積寺の手前を左に折れ、椎尾神社から山崎聖天へ。そして、東海道線の線路に沿って歩き、蒸留所をめざしました。
山崎独特の風情に心ときめかされつつ、蒸留所の受付に行くと、すでに何人かの見学者がおり、「次の見学の順番を待っているところ」とのことです。
やがて、係の方が姿を見せ、15人ほどのグループで蒸留所の中を順に見学させてくれました。その過程で、当地は神戸市の六甲山系に劣らぬ名水の地であるうえ、川面に立ち込める朝霧が芳醇なウイスキーづくりにもってこいの立地、という説明を受けました。
そんな話を聞きながら見学を終え、ラウンジに用意されたウイスキーのグラスを傾け、天王山ならではの風情を味わいながら、ほろ酔い気分で帰途に着きました。