今月の特集 介護環境に色彩を活用しよう
第3回 居住空間のイメージを変えるためには
前回は、居住空間を快適にするための彩りのヒントとポイントをご紹介しました。
今回も引き続き居住空間の彩りについて考え、そのイメージを変えるためのカーテンやファブリック類などの色使いをご紹介します。
今回も引き続き居住空間の彩りについて考え、そのイメージを変えるためのカーテンやファブリック類などの色使いをご紹介します。
簡単にできる模様替え
空間の雰囲気を変えるというと、壁紙や床の張り替えが必要と思われるかもしれません。家具の配置換えや花を飾るのも1つの方法ですが、比較的簡単にイメージチェンジする方法は、ファブリックを変えることです。
ファブリックは色や柄の選択肢が多く交換しやすいので、内装そのものや家具などの調度品を変えなくても、空間のイメージを一新できるのです。部屋のイメージを手軽に変えたい場合におすすめです。
※ファブリックとは、カーテン、ソファカバー、クッションカバー、テーブルクロス、ベッドカバー、ラグ(敷物)などの織物などの布地、繊維製品を指します。
ファブリックは色や柄の選択肢が多く交換しやすいので、内装そのものや家具などの調度品を変えなくても、空間のイメージを一新できるのです。部屋のイメージを手軽に変えたい場合におすすめです。
※ファブリックとは、カーテン、ソファカバー、クッションカバー、テーブルクロス、ベッドカバー、ラグ(敷物)などの織物などの布地、繊維製品を指します。
ファブリックをコーディネートする
カーテンやラグ(敷物)など面積の大きいファブリックは部屋のアクセントであり、その空間の雰囲気を決める重要なポイントになります。天井、壁、床に比べて、最も色を使える部分です。
ファブリック類をコーディネートすると、部屋全体のイメージが統一され、居心地の良い快適な空間をつくりやすくなります。また色や柄に季節感のあるものを取り入れると、あまり外出できない方に刺激と変化を与えるのに役立ちます。
ファブリック類をコーディネートすると、部屋全体のイメージが統一され、居心地の良い快適な空間をつくりやすくなります。また色や柄に季節感のあるものを取り入れると、あまり外出できない方に刺激と変化を与えるのに役立ちます。
カーテン
ファブリックの中で最も空間の雰囲気を変化させるのがカーテンです。壁紙の張り替えほど手間がかからず、リフォームよりお金をかけずに部屋のイメージを変えることができます。なお、カーテンは面積が大きい分、空間の快適性に大きくかかわります。横になることが多い人や寝たきりの人の目を楽しませる色柄を取り入れるとよいでしょう。
カバー類
手軽で安価な模様替えは、広い面積を覆えるマルチカバーの活用でも実現できます。ソファにかけたり、ベッドカバーにしたりと用途が広いので、部屋のアクセントに最適です。季節などに合わせて色を選び、彩り豊かな空間を演出しましょう。クッションの色もカバーとコーディネートするとさらに効果的です。
◆色使いのポイント◆
ファブリックは、同系色でコーディネートすると全体にまとまりが出てバランスがよくなります。反対にこれらを全てバラバラにすると落ち着かなくなりますので、注意が必要です。違う色を使っても2〜3色程度に抑えるようにしてください。
ファブリックはどこにポイントを置くかを考えて色を選びます。例えば、カーテンにポイントを持ってくるならば、カーテンにインパクトのある色を使い、それ以外のファブリック、ソファなど、何点かの小物を同じ色で揃えるとなじみやすくなります。
一方、他の装飾物、家具などをアクセントにしたいときは、アイボリーやベージュなど、壁の色に近い色のカーテンを選んで目立ちにくくします。こうした配色はどんな色ともコーディネートしやすく、部屋を広く見せてくれる効果もあり、落ち着いたイメージにもなります。
ファブリックは、同系色でコーディネートすると全体にまとまりが出てバランスがよくなります。反対にこれらを全てバラバラにすると落ち着かなくなりますので、注意が必要です。違う色を使っても2〜3色程度に抑えるようにしてください。
ファブリックはどこにポイントを置くかを考えて色を選びます。例えば、カーテンにポイントを持ってくるならば、カーテンにインパクトのある色を使い、それ以外のファブリック、ソファなど、何点かの小物を同じ色で揃えるとなじみやすくなります。
一方、他の装飾物、家具などをアクセントにしたいときは、アイボリーやベージュなど、壁の色に近い色のカーテンを選んで目立ちにくくします。こうした配色はどんな色ともコーディネートしやすく、部屋を広く見せてくれる効果もあり、落ち着いたイメージにもなります。
コーディネート例
ご協力いただいた方
カラーコンサルタント、日本ユニバーサルカラー協会理事長、日本セルフアートケア研究学会監事、明治大学公開講座講師