もっと知りたい!訪問入浴のこと
最終回 サービスに同行しました
最終回の今回は、実際のサービスに同行し、その様子をお伝えするとともに、ご家族のお話をご紹介します。
サービスの利用にあたって
今回お邪魔したのは、約2年前から訪問入浴を利用している亀田さん。要介護5、89歳の女性です。それまでグループホームに入居していましたが、環境などが合わなかったこともあり、自宅に戻ってきました。
その後、ケアマネジャーが中心となり、ご本人・ご家族の要望を踏まえた支援のあり方が検討されました。日常の生活は息子さん、娘さんが支えることとなりましたが、入浴は支援が必要、また医療的なサポートも欠かせないこともあり、訪問入浴のほか、訪問看護(週2回)、訪問リハビリ(週1回)、医師の往診(月2回)などを受けることになりました。
その後、ケアマネジャーが中心となり、ご本人・ご家族の要望を踏まえた支援のあり方が検討されました。日常の生活は息子さん、娘さんが支えることとなりましたが、入浴は支援が必要、また医療的なサポートも欠かせないこともあり、訪問入浴のほか、訪問看護(週2回)、訪問リハビリ(週1回)、医師の往診(月2回)などを受けることになりました。
サービスの実際
ここでは、前回のおさらいとなりますが、訪問入浴の実際の様子をお伝えします。
(1)シートを下に敷き、浴槽を組み立てる。
(1)シートを下に敷き、浴槽を組み立てる。
(2)家庭の浴槽の蛇口から水を取り、訪問入浴車に流し入れる。
※ホースは30メートルの長さがあるため、ある程度距離が離れていても対応が可能
※ホースは30メートルの長さがあるため、ある程度距離が離れていても対応が可能
(3)浴槽にお湯を張りながら、ストレッチャーなどの準備を進める。
(4)同時に、看護師が利用者の健康状態の確認、生活の様子などの聞き取りなどを行う。
(5)湯温を確認しながら、入浴剤も入れる。
お湯がたまれば準備が完了です。
ここから実際に入浴することになります(その流れは前回参照)。
ここから実際に入浴することになります(その流れは前回参照)。
おわりに
前回もお伝えしたように、サービスを利用するにあたって、家族が準備するものはほとんどありません。準備などもすべてスタッフが行うので、気軽に利用できるサービスといえます。
入浴という行為は、直接的に生死にかかわるものではありません。しかし、清潔になるだけでなく、リフレッシュ効果もあるものです。自分の力だけで入浴するのが難しい状態になれば、せめて安心できる場所で、安心できる人に手助けしてほしいと思うでしょう。
訪問入浴のスタッフは、きめ細かい配慮、安心して入浴できる環境づくりを常に心がけています。そのため、今では亀田さんもすっかり慣れて、気持ちよい入浴ができているようです。亀田の息子さんに「今のサービスに要望や不満などはありませんか?」と問いかけてみると、「それは全くありません。むしろ、とてもよくしてくれるので大いに助かっています」とのお返事でした。
家族の思い、ご本人の思いを乗せて、今日もどこかで、訪問入浴車は全国を走り回っています。
入浴という行為は、直接的に生死にかかわるものではありません。しかし、清潔になるだけでなく、リフレッシュ効果もあるものです。自分の力だけで入浴するのが難しい状態になれば、せめて安心できる場所で、安心できる人に手助けしてほしいと思うでしょう。
訪問入浴のスタッフは、きめ細かい配慮、安心して入浴できる環境づくりを常に心がけています。そのため、今では亀田さんもすっかり慣れて、気持ちよい入浴ができているようです。亀田の息子さんに「今のサービスに要望や不満などはありませんか?」と問いかけてみると、「それは全くありません。むしろ、とてもよくしてくれるので大いに助かっています」とのお返事でした。
家族の思い、ご本人の思いを乗せて、今日もどこかで、訪問入浴車は全国を走り回っています。