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もっと知りたい通所リハビリテーションのこと

第２回　通所リハビリテーションの利用方法は？

　今回は第１回目に引き続き、通所リハビリテーションの利用方法、料金についてご紹介します。

通所リハビリテーションの利用手続き

　第１回目でもお話したとおり、通所リハビリテーションは介護保険の給付対象となるサービスです。このための、要介護認定を受けて、要介護１～５までに認定されていることが必要です。そのうえで、居宅サービス計画が立てられていなければなりません。
　また、通所リハビリテーションは、その利用について基準が設けられています。それは、病状が安定期にあって、介護老人保健施設、病院、診療所において心身の機能回復、日常生活の自立を図るためにリハビリテーションが必要であると医師が認めていることです。
　したがって、一般的に通所リハビリテーションの利用手続きは次のようになります（要介護認定を受けていることが前提です）。
（１）　介護支援専門員への依頼（居宅サービス計画の作成）
（２）　通所リハビリテーション事業所への依頼（相談）
（３）　医師、理学療法士などによる判定
（４）　事業所との契約
（５）　通所リハビリテーション計画の作成

　介護支援専門員や事業所の連絡先などについては、お住まいの市町村の担当窓口（介護保険課や高齢者福祉課などの名称であることが一般的です）にお尋ねいただくか、：ＷＡＭ－ｎｅｔ、介護サービス情報の公表サイトといったサイトを通じて調べることができます。

通所リハビリテーションの利用料

　通所リハビリテーションの利用料は、（１）事業所の規模、（２）利用時間、（３）要介護度によって異なります（厳密にいうと、事業所の所在地によっても利用料は異なります。これは、サービス提供にかかる人件費を考慮しているためですが、その額は大きいものではありません。詳しくは、「介護保険基本のき！」をご覧ください）。また、利用料とは別に食費（材料費と調理にかかる費用）が必要です。これらの額は施設によって異なります。なお、利用者が「ご飯」を自宅から持参して「おかず」のみを事業所が用意する、利用者がお弁当を持参することもできる場合もあります（事業所によって異なりますので、詳細は事業所にお尋ね下さい）。

（１）事業所の規模
　事業所の規模は次の３つに分けられます。
　　○前年度１月あたりの平均利用延人数が750人以内の事業所
　　○前年度１月あたりの平均利用延人数が751以上900人以内
　　○前年度１月あたりの平均利用延人数が901人以上

（２）利用時間
　利用時間は次の４つに分けることができます。
　　○１時間以上２時間未満
　　○３時間以上４時間未満
　　○４時間以上６時間未満
　　○６時間以上８時間未満

（３）要介護度
　要介護度は１～５まで５つです。

　では、前年度１月あたりの平均利用延人数が750人以内の事業所の場合の利用料について、利用時間と要介護度別にご紹介します（東京都特別区在住の場合）。

利用時間	要介護度	１回あたり
１時間以上２時間未満	要介護１	292円
	要介護２	324円
	要介護３	357円
	要介護４	389円
	要介護５	422円
３時間以上４時間未満	要介護１	418円
	要介護２	501円
	要介護３	584円
	要介護４	668円
	要介護５	751円
４時間以上６時間未満	要介護１	557円
	要介護２	676円
	要介護３	796円
	要介護４	915円
	要介護５	1034円
６時間以上８時間未満	要介護１	745円
	要介護２	911円
	要介護３	1077円
	要介護４	1244円
	要介護５	1411円