これでばっちり! 熱中症と脱水症対策
第4回 脱水症の対処法
今回のけあサポ‘sEYEでは、介護専門職の総合情報誌『おはよう21』の8月号特集「知っておきたい脱水症の予防と対策」をもとに、熱中症と脱水症対策についてお伝えしています。
第4回目は、脱水症になってしまった時の対処法についてお伝えします。
第4回目は、脱水症になってしまった時の対処法についてお伝えします。
脱水症の見分け方
脱水症になってしまっているのに、本人や周りがそれに気がつかないで、症状が悪化してしまうこともあります。そのため、まずは脱水症の見分け方を知っておきましょう。以下に6つのポイントをお示しします。
●体温
●血圧
●脈拍
●わきの下
●爪の色
●ハンカチーフ現象
いつもより、体温が2度違う時は、大きなカラダの変化です。高熱はもちろん、微熱が続く時も脱水を疑います。
1分間に30回以上の脈拍の増加や、血圧の低下も要注意です。脱水状態では、体内をめぐる血液量が少なくなるので、脈拍は増加、血圧は低下します。
わきの下は湿っているのが普通ですが、脱水状態になると湿り気がなくなり、乾いてきます。
爪を押さえて離してから、2秒以内に赤みが戻らなければ、血液が流れ込んでこないということ。つまり水分が不足しています。
手の甲の皮膚をつまんで放した時、三角の跡が残ることをハンカチーフ現象といいます。この状態になると脱水を起こしています。
●体温
●血圧
●脈拍
●わきの下
●爪の色
●ハンカチーフ現象
いつもより、体温が2度違う時は、大きなカラダの変化です。高熱はもちろん、微熱が続く時も脱水を疑います。
1分間に30回以上の脈拍の増加や、血圧の低下も要注意です。脱水状態では、体内をめぐる血液量が少なくなるので、脈拍は増加、血圧は低下します。
わきの下は湿っているのが普通ですが、脱水状態になると湿り気がなくなり、乾いてきます。
爪を押さえて離してから、2秒以内に赤みが戻らなければ、血液が流れ込んでこないということ。つまり水分が不足しています。
手の甲の皮膚をつまんで放した時、三角の跡が残ることをハンカチーフ現象といいます。この状態になると脱水を起こしています。
脱水時の対応方法
●意識がある時
経口補水液を摂取します。市販の物であれば、「OS−1」(株式会社大塚製薬工場)が有効です。「OS―1」には、適当な濃度の糖分が含まれているので、下痢や嘔吐をしている時でも、小腸や大腸からの水分や電解質の吸収を高めることがわかっています。自宅で簡単に作れる経口補水液の作り方を紹介します。
経口補水液を摂取します。市販の物であれば、「OS−1」(株式会社大塚製薬工場)が有効です。「OS―1」には、適当な濃度の糖分が含まれているので、下痢や嘔吐をしている時でも、小腸や大腸からの水分や電解質の吸収を高めることがわかっています。自宅で簡単に作れる経口補水液の作り方を紹介します。
お手製経口補水液の作り方 (材料) ・トマトジュース(無塩) 300ml ・水 700ml ・塩 3g(小さじ半分) ・砂糖 40g(大さじ4と半分) (作り方) 材料をすべてまぜれば出来上がり。 |
これ以外には、しじみ汁や梅昆布茶、おかゆに梅干しなども有効です。嚥下障害のある方には、水分補給用ゼリーもおすすめです。
水分補給用ゼリーの作り方 (材料) ・水 1L ・粉ゼラチン 15g ・砂糖 50g程度 ・砂糖 40g(大さじ4と半分) (作り方) 水を沸騰させた中に粉ゼラチンと砂糖を混ぜ合わせる。 1回分をコップに入れ、冷蔵庫で1日冷やす。 |
●意識がない時
点滴など医療処置が早急に必要な状態です。緊急受診をしてください。
いかがでしたでしょうか。まだまだ暑い日が続きますが、熱中症・脱水症対策を万全にして、この夏を乗り切ってください。
点滴など医療処置が早急に必要な状態です。緊急受診をしてください。
いかがでしたでしょうか。まだまだ暑い日が続きますが、熱中症・脱水症対策を万全にして、この夏を乗り切ってください。