転倒事故を防ごう!
第2回 転倒を防ぐ環境整備のポイント
前回は、高齢になるとどんな転倒事故が起こりやすくなり、そのことでどんなリスク(骨折)が生じるのかをお伝えしました。
今回は、転倒を防ぐために、家庭内の環境ではどんなことに注意すべきなのかを紹介します。
今回は、転倒を防ぐために、家庭内の環境ではどんなことに注意すべきなのかを紹介します。
転倒しやすい場所
生活している以上、転倒は誰にでも起こり得るアクシデントです。しかし、環境面で配慮することで防げる転倒もあります。ではまず、転倒が起こりやすい場所をチェックしてみましょう。
合い言葉があります。
合い言葉があります。
ぬ か づけ ぬれているところは、すべりやすい かいだん、段差があるところは、転びやすい 片づけてない部屋は、つまずきやすい |
●ぬれているところ
ぬれている場所はすべって転倒するリスクが高まります。台所、風呂場などの他、屋外では、雨の日の横断歩道の上・マンホールの上なども要注意です。なお、風呂場では、入浴剤を使用すると、さらに滑りやすくなります。
●階段、段差
慣れ親しんだはずの家であっても、ちょっとした段差(敷居やふすまのサンなど)や玄関でつまずくことがあります。また、こたつやふとんに引っかかって転倒してしまうケースも多いようです。
階段の場合、最後の一段が特に要注意です。
屋外では、点字ブロックの上も転倒の危険があるので要注意です。
●片づけてない部屋
当然のことですが、片づけがされていない部屋では、転倒する危険が高まります。
●その他
室内で犬や猫を飼っている場合、足元にじゃれてきたペットを踏まないように、避けようとして転倒してしまうというケースも、最近は増えています。
ぬれている場所はすべって転倒するリスクが高まります。台所、風呂場などの他、屋外では、雨の日の横断歩道の上・マンホールの上なども要注意です。なお、風呂場では、入浴剤を使用すると、さらに滑りやすくなります。
●階段、段差
慣れ親しんだはずの家であっても、ちょっとした段差(敷居やふすまのサンなど)や玄関でつまずくことがあります。また、こたつやふとんに引っかかって転倒してしまうケースも多いようです。
階段の場合、最後の一段が特に要注意です。
屋外では、点字ブロックの上も転倒の危険があるので要注意です。
●片づけてない部屋
当然のことですが、片づけがされていない部屋では、転倒する危険が高まります。
●その他
室内で犬や猫を飼っている場合、足元にじゃれてきたペットを踏まないように、避けようとして転倒してしまうというケースも、最近は増えています。
転倒予防の対策
●整理整頓
環境面での一番の対策は、整理整頓です。片づいていない部屋は、まず整理整頓することから始めましょう。
環境面での一番の対策は、整理整頓です。片づいていない部屋は、まず整理整頓することから始めましょう。
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●すべることを回避する
すべりやすさの原因の多くは水分です。すべって転倒することがないよう、足元の環境には十分に気をつけましょう。
すべりやすさの原因の多くは水分です。すべって転倒することがないよう、足元の環境には十分に気をつけましょう。
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●階段などでの配慮
もし階段が暗い場合、段差がわかりにくくなります。足元が見やすくなるような配慮が必要です。
もし階段が暗い場合、段差がわかりにくくなります。足元が見やすくなるような配慮が必要です。
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ご協力いただいた方
上岡洋晴さん(東京農業大学 地域環境科学部 教授)