もっと知りたい!ケアマネジャーのこと
第2回 ケアマネジャーって何をする人?(2)
前回は、ケアマネジャーの主な仕事であるケアプランの作成についてご紹介しました。
今回は、その後のケアマネジャーの役割について見ていきます。
今回は、その後のケアマネジャーの役割について見ていきます。
モニタリング
ケアマネジャーの仕事は、ケアプランを作成して終了というわけではありません。ケアプランに基づいて開始されたサービスが、その後どのような状況になっているか(適切に実施されているか)等、利用者の状況を把握・評価することも重要な仕事です。これをモニタリングとよびます。
そのためにケアマネジャーは、利用者の自宅を定期的に訪問したり、電話で連絡をとるほか、サービス事業者などから、利用者の状況に関する情報を得ます。この情報をもとにして、サービスの適切性やニーズの満足度などをチェックするのです。
そのためにケアマネジャーは、利用者の自宅を定期的に訪問したり、電話で連絡をとるほか、サービス事業者などから、利用者の状況に関する情報を得ます。この情報をもとにして、サービスの適切性やニーズの満足度などをチェックするのです。
<モニタリングの目的>
モニタリングは以下の事項を確認するために行われます。
(1)ケアプランによるサービスが適切に行われているか
(2)援助目標が達成されているか
(3)利用者のニーズは充たされているか、変更はないか
※最低1か月に1回はモニタリングとして利用者への面接を行います。
再アセスメント
モニタリングによって、利用者の状況が変化したり、ニーズが充たされていないという場合には、再度アセスメントを行い、ケアプランの見直しが検討されることになります。
ケアプランの見直しにあたっては、前回も紹介したサービス担当者会議を行い、改めて意見交換などが行われます。この時点で利用者は・家族は、どのような点が不足し、どんな生活を望んでいるのか発言することが大切です。
ケアプランの見直しにあたっては、前回も紹介したサービス担当者会議を行い、改めて意見交換などが行われます。この時点で利用者は・家族は、どのような点が不足し、どんな生活を望んでいるのか発言することが大切です。
利用者からの相談・苦情などへの対応
上記のモニタリング〜再アセスメントとは別に、ケアマネジャーには利用者から相談や苦情などが寄せられることがあります。こうしたことへの対応もケアマネジャーの仕事の一つです。
ケアプランを作成する際、ケアマネジャーはしっかりとサービス内容に関して説明すること、一方、利用者も分からないことは確認することが、今後サービスを利用する上で大切です。しかし、それでも実際にサービスが始めると、考えていたことと違ったり誤解が生じてしまうこともあるでしょう。
「何かあればすぐにケアマネジャーに相談してほしい」と杉田まどかさんが言うように、困った時にはまずケアマネジャーに相談してみましょう。
ケアプランを作成する際、ケアマネジャーはしっかりとサービス内容に関して説明すること、一方、利用者も分からないことは確認することが、今後サービスを利用する上で大切です。しかし、それでも実際にサービスが始めると、考えていたことと違ったり誤解が生じてしまうこともあるでしょう。
「何かあればすぐにケアマネジャーに相談してほしい」と杉田まどかさんが言うように、困った時にはまずケアマネジャーに相談してみましょう。
ご協力いただいたい方
杉田まどかさん
(アイビー居宅介護支援事業所 管理者)