これでばっちり! 熱中症と脱水症対策
第3回 脱水症の予防法
今回のけあサポ‘sEYEでは、介護専門職の総合情報誌『おはよう21』の8月号特集「知っておきたい脱水症の予防と対策」をもとに、熱中症と脱水症対策についてお伝えしています。
第3回目は、脱水症の予防法についてです。特に脱水の自覚症状が少ない、高齢者の予防法についてお伝えします。
第3回目は、脱水症の予防法についてです。特に脱水の自覚症状が少ない、高齢者の予防法についてお伝えします。
環境の調整
1.温度・湿度の調整
温度や湿度が高いと、発汗量が増え、体温も上昇します。そこで、まずすべきことは環境の調整です。
特に高齢者の場合は、温度や湿度を適切な状態に調整することは簡単ではありません。家の中が暑いにもかかわらず、エアコンを使用していないということが度々あります。それは、温度に関する感覚が低下していたり、末梢循環が低下し、足先などが冷えていることが要因として考えられます。
そこで、換気などの別の目的をあげて、窓を開けることに同意してもらうといった対応も必要です。
2.衣服の調整
高齢者は衣服を重ねて着ることが多いようです。これは、寒さを感じやすい人が多いことと、衣服をこまめに着脱することが困難な人でも見られます。
こそで、汗をかかない程度に衣服を整えます。あるいは、背部や胸部腋などにタオルをあてておき、汗で湿ってきたら取り替えるという方法も良いでしょう。
温度や湿度が高いと、発汗量が増え、体温も上昇します。そこで、まずすべきことは環境の調整です。
特に高齢者の場合は、温度や湿度を適切な状態に調整することは簡単ではありません。家の中が暑いにもかかわらず、エアコンを使用していないということが度々あります。それは、温度に関する感覚が低下していたり、末梢循環が低下し、足先などが冷えていることが要因として考えられます。
そこで、換気などの別の目的をあげて、窓を開けることに同意してもらうといった対応も必要です。
2.衣服の調整
高齢者は衣服を重ねて着ることが多いようです。これは、寒さを感じやすい人が多いことと、衣服をこまめに着脱することが困難な人でも見られます。
こそで、汗をかかない程度に衣服を整えます。あるいは、背部や胸部腋などにタオルをあてておき、汗で湿ってきたら取り替えるという方法も良いでしょう。
水分と食事の摂取
脱水の予防に最も効果があるのは、水分の摂取です。
1.適切な水分摂取
私たちにとって必要な水分量は、1日2.5L程度といわれています。この量には食事から摂取する水分も含まれているので、食事以外に摂取すべき水分の目安は1Lくらいになります。1日の水分摂取量が500ml以下であれば、いつ脱水になってもおかしくない状態です。
2.食事と水分摂取
適切な量の水分を摂取するためには、以下の表のように、(1)食事に含まれる水分量を増やす、(2)食事介助で水分をとりやすくする、(3)食事以外でこまめに水分を摂取する、という3つの方法があります。
1.適切な水分摂取
私たちにとって必要な水分量は、1日2.5L程度といわれています。この量には食事から摂取する水分も含まれているので、食事以外に摂取すべき水分の目安は1Lくらいになります。1日の水分摂取量が500ml以下であれば、いつ脱水になってもおかしくない状態です。
2.食事と水分摂取
適切な量の水分を摂取するためには、以下の表のように、(1)食事に含まれる水分量を増やす、(2)食事介助で水分をとりやすくする、(3)食事以外でこまめに水分を摂取する、という3つの方法があります。
食事に含まれる水分量を増やす | ・ゼラチンや寒天を使ったメニュー ・あんかけや煮汁にとろみをつけた料理 ・おやつにはゼリーやゼリータイプ飲料を用いる |
食事介助で水分をとりやすくする | ・水分をとりたくなるものと水分を交互に介助する (1)水分が少ない物の次に水分 (2)べたべたするものの次に水分 (3)味の濃い物の次に水分 |
食事以外でこまめに水分を摂取する | ・水分補給の機会を効果的に使って補給する (1)いつも身近に水分を置いて補給する (2)入浴や運動の前後に水分補給する (3)みんなと一緒に水分をとる |
以上のように、脱水予防のためには、環境の調整、水分の多い食事の工夫、水分をとりやすい生活空間づくりが必要です。これらは日々の暮らしの中でできることですので、細かい配慮によって脱水の予防をしてください。
次回は、脱水になってしまった時の対処法をお伝えします。
次回は、脱水になってしまった時の対処法をお伝えします。