介護保険制度の改正について-平成24年
第3回 複合型サービス
前回お伝えした「24時間地域巡回型訪問サービス」に引き続きまして、現在国会において審議中の「介護サービスの基盤強化のための介護保険等の一部を改正する法律案」において新たに創設される予定の「複合型サービス」について今回はお伝えします。
このサービスも「地域包括ケアシステム」を実現する取組みにおいて非常に重要なサービスになります。
このサービスも「地域包括ケアシステム」を実現する取組みにおいて非常に重要なサービスになります。
基本的な考え方
・小規模多機能型居宅介護と訪問看護など、複数の居宅サービスや地域密着型サービスを組み合わせて提供する複合型サービスを創設する。
・これにより、利用者は、ニーズに応じて柔軟に、医療ニーズに対応した小規模多機能型サービスなどの提供を受けられるようになる。また、事業者にとっても、柔軟な人員配置が可能になる、ケアの体制が構築しやすくなるという利点がある。
・これにより、利用者は、ニーズに応じて柔軟に、医療ニーズに対応した小規模多機能型サービスなどの提供を受けられるようになる。また、事業者にとっても、柔軟な人員配置が可能になる、ケアの体制が構築しやすくなるという利点がある。
○それぞれのサービスごとに別々の事業所からサービスを受けるため、サービス間の調整が行いにくく、柔軟なサービス提供が行いにくい。
○小規模多機能型居宅介護は、地域包括ケアを支える重要なサービスだが、現行の小規模多機能型居宅介護は、医療ニーズの高い要介護者に十分対応できていない
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○小規模多機能型居宅介護は、地域包括ケアを支える重要なサービスだが、現行の小規模多機能型居宅介護は、医療ニーズの高い要介護者に十分対応できていない
○1つの事業所から、サービスが組み合わされて提供されるため、サービス間の調整が行いやすく、柔軟なサービス提供が可能。
○小規模多機能型居宅介護と訪問介護一体的に提供する複合型事業所の創設により、医療ニーズの高い要介護者への支援を充実することが可能。
○小規模多機能型居宅介護と訪問介護一体的に提供する複合型事業所の創設により、医療ニーズの高い要介護者への支援を充実することが可能。
以上が「複合型サービス」の概要になります。今回の複合型サービスは小規模多機能型
居宅介護と訪問看護の組み合わせが大きく取り上げられていますが、今後はその他のサービス同士が組み合わさり、今以上に医療と介護が緊密に連携した地域包括ケアシステムが実現されればよいと思います。
次回はいよいよ最終回になります。最終回では介護職員等によるたんの吸引等の実施についてお伝えします。
居宅介護と訪問看護の組み合わせが大きく取り上げられていますが、今後はその他のサービス同士が組み合わさり、今以上に医療と介護が緊密に連携した地域包括ケアシステムが実現されればよいと思います。
次回はいよいよ最終回になります。最終回では介護職員等によるたんの吸引等の実施についてお伝えします。