地域包括支援センターに行ってみよう!
第4回 介護予防ケアマネジメント事業
地域包括支援センターを紹介する今回のけあサポ‘sEYE。最終回の今回は、介護予防ケアマネジメント事業について紹介します。
介護予防ケアマネジメント事業
介護予防ケアマネジメントとは、要介護状態になることをできる限り防ぎ、要介護状態になっても、状態がそれ以上悪化しないようにすることを言います。
対象者は、(1)要支援1,2の方、(2)特定高齢者(支援や介護の必要となる可能性が高いと判断された方)、(3)一般高齢者に分けられます(注)。事業の対象者と内容は、表のようになります。
対象者は、(1)要支援1,2の方、(2)特定高齢者(支援や介護の必要となる可能性が高いと判断された方)、(3)一般高齢者に分けられます(注)。事業の対象者と内容は、表のようになります。
予防給付要支援1、要支援2の方 | 介護が必要な状態にならないよう、心身の状態の維持・改善を目指し、介護保険の介護予防サービス利用を支援します。 具体的には、要介護高齢者と同じようにケアプラン(介護予防サービス計画書)を立てて、訪問介護などの介護保険予防サービスを利用します。 |
介護予防 特定高齢者 |
支援や介護が必要となるおそれが高いと判断された方(特定高齢者)には、生活機能の低下を早期に発見し、予防・改善をめざし、市区町村が行う介護予防事業利用(地域支援事業)を支援します。 具体的には、介護予防教室への参加や、要介護高齢者と同じようにケアプラン(介護予防ケアプラン)を立てて、介護予防事業を利用します。 |
介護予防 一般高齢者 |
活動的な状態にある高齢者を含むすべての高齢者に対し、介護が必要とならないように介護予防サービスの情報提供を行い、必要な機関へつなぐなどの支援を行います。 |
要支援の方を対象とした「予防給付」は要介護高齢者に対する介護保険サービスと同様に、ケアプランを立てて、サービスを利用する事業です。
一方、特定高齢者と一般高齢者を対象にした「介護予防」は、文字通り要介護状態にならないように予防する事業です。お住まいの地域でも「ふれあい介護予防教室」「いきがいの集い」といった名称で、体を動かしてリフレッシュしたり、参加者とお茶を飲みながらおしゃべりするような交流会がもよおされていると思います。そのような場の提供を行います。
なお、これらの会は、おおむね65歳以上で会場まで自力で通所が可能な近所(その地域包括担当エリア)にお住まいの方なら誰でも参加できます。もし、ご近所に自宅にこもりがちの高齢者やお友達を探している方がいらっしゃいましたら、参加をすすめて差し上げてはいかがでしょうか。
一方、特定高齢者と一般高齢者を対象にした「介護予防」は、文字通り要介護状態にならないように予防する事業です。お住まいの地域でも「ふれあい介護予防教室」「いきがいの集い」といった名称で、体を動かしてリフレッシュしたり、参加者とお茶を飲みながらおしゃべりするような交流会がもよおされていると思います。そのような場の提供を行います。
なお、これらの会は、おおむね65歳以上で会場まで自力で通所が可能な近所(その地域包括担当エリア)にお住まいの方なら誰でも参加できます。もし、ご近所に自宅にこもりがちの高齢者やお友達を探している方がいらっしゃいましたら、参加をすすめて差し上げてはいかがでしょうか。
注「介護予防特定高齢者施策」は、要介護状態等となるおそれの高い高齢者を早期に発見し対応する「二次予防事業」に改称され、「特定高齢者」は「二次予防事業の対象者」に改称されました。また、「介護予防一般高齢者施策」は、主として活動的な状態にある高齢者を対象に生活機能の維持・向上に向けた取組を行う「一次予防事業」(対象はすべての第一号被保険者およびその支援活動に関わる者)に改称されました。
以上、4回にわたって地域包括支援センターの包括的支援事業についてご紹介しました。地域包括支援センターでは、この他にも高齢者地域見守りネットワークの構築や、認知症サポーター養成講座(認知症の啓発活動)、介護者の相談会(家族会)、ケアマネジャー等の専門職を対象にした研修会など、地域の高齢者が安心・安全に暮らすための支援やさまざまな活動や催しをしています(業務内容はセンターにより異なります)。
ある、地域包括支援センターの職員さんは「頑張りすぎず、一人で抱え込まないでください。最初は相談しづらいかもしれませんが、最寄りの地域包括支援センターに1本電話をしてみてください」とおっしゃっていました。悩みを抱えている方は、相談してみてはいかがでしょうか。きっと、あなたの介護を助けるヒントがあるとはずです。
ある、地域包括支援センターの職員さんは「頑張りすぎず、一人で抱え込まないでください。最初は相談しづらいかもしれませんが、最寄りの地域包括支援センターに1本電話をしてみてください」とおっしゃっていました。悩みを抱えている方は、相談してみてはいかがでしょうか。きっと、あなたの介護を助けるヒントがあるとはずです。