今月の特集 新コーナー「介護保険 基本のき!」をかしこく活用!【仕組み編】
第4回 知っておきたい介護保険のサービスの利用限度
1か月に利用できるサービスには上限がある
「要介護状態」のおとしよりが利用できる限度
1か月に利用できるサービス量
要介護状態1〜5に応じて、以下のとおり限度量が決められています。
それぞれの状態で必要となる介護の量が違うからです。
それぞれの状態で必要となる介護の量が違うからです。
要介護1 | 16,580単位/月 |
要介護2 | 19,480単位/月 |
要介護3 | 26,750単位/月 |
要介護4 | 30,600単位/月 |
要介護5 | 35,830単位/月 |
単位ってなに?
上の表の中に登場する「単位」には、1単位辺り10円〜10.72円の価値があります。
1単位の価値は、地域やサービスの種類によって異なります。たとえばQ市では1単位10円の価値、Z市では10.50円の価値があるというように、地域の人件費相場に応じて設定されています。
なお、要介護状態のおとしよりだけでなく、要支援状態のおとしよりが利用できるサービスにも利用限度が同様に設けられています。
1単位の価値は、地域やサービスの種類によって異なります。たとえばQ市では1単位10円の価値、Z市では10.50円の価値があるというように、地域の人件費相場に応じて設定されています。
なお、要介護状態のおとしよりだけでなく、要支援状態のおとしよりが利用できるサービスにも利用限度が同様に設けられています。
サービスは組み合わせて利用できる
利用限度の範囲であれば、介護保険サービスを複数組み合わせて利用することができます。要介護状態の場合、13種類のサービスから必要なサービスを組み合わせて利用できます。
利用限度を超えても利用できるサービスがある
「住宅改修」や「福祉用具の購入」、「居宅療養管理指導」は、月の利用限度の上限いっぱいまで介護保険サービスを利用していたとしても、それとは別に利用できるサービスです。こうしたサービスを有効に活用したいですね。
次回は、介護保険サービスの利用料についてお伝えします。
次回は、介護保険サービスの利用料についてお伝えします。
第5回 知っておきたいサービスの利用料
- 介護保険をかしこく活用したい人のために
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「介護保険 基本のき!」
今さら聞けない介護保険制度の基本。その仕組みから申請の仕方、サービスの詳しい内容など、けあサポ家庭介護サポーターズが総力をあげて解説します。