今月の特集 新コーナー「介護保険 基本のき!」をかしこく活用!【仕組み編】
第3回 知っておきたい介護保険のサービス
介護保険でどんな介護サービスが受けられるの?
ご自宅での介護生活をささえるために、介護保険制度では、さまざまな介護サービスが設けられています。詳しくは「介護保険 基本のき!」をご覧ください。
「要介護状態」の人が利用できるサービス
おとしよりが「要介護状態」と認定された場合に利用できるサービスは以下の表のとおりです。
食事やトイレ、入浴に関連したサービス、ご家族がおとしよりを看られないときに気軽に利用できるサービス、健康状態を維持するためのサービスなど、さまざまなものがあります。
食事やトイレ、入浴に関連したサービス、ご家族がおとしよりを看られないときに気軽に利用できるサービス、健康状態を維持するためのサービスなど、さまざまなものがあります。
自宅で生活しながら利用できるサービス
★印が付いたものは、ケアプランでサービスの利用が位置づけられていなければ、利用できません。★印がないものは、ケアプランになくても、必要時に直接業者に連絡して利用できます。
*訪問介護(ホームヘルプサービス)(★) *訪問入浴介護(★) *訪問看護(★) *訪問リハビリテーション(★) *居宅療養管理指導 *通所介護(デイサービス)(★) *通所リハビリテーション(★) *短期入所生活介護(デイサービス)(★) *短期入所療養介護(ショートステイ)(★) *福祉用具貸与(★) *福祉用具購入費の支給 *住宅改修費の支給 |
生活の場を自宅から移して利用するサービス
なんらかの理由で在宅での介護が難しくなった場合、施設に生活の場を移すということも考えられます。
そうした場で、介護のプロが専門的なケアを提供するサービスも介護保険に含まれます。
そうした場で、介護のプロが専門的なケアを提供するサービスも介護保険に含まれます。
*特定施設入居者生活介護(有料老人ホームなどで受けるサービス) *介護福祉施設サービス(特別養護老人ホーム(介護福祉施設)で受けるサービス) *介護保健施設サービス(介護老人保健施設で受けるサービス) *介護療養施設サービス(介護療養型医療施設で受けるサービス) |
身近な介護の場を利用するサービス
深夜お宅をお邪魔するホームヘルプサービスや、認知症のおとしより専門のデイサービス(けあサポ'S EYE特集「認知症の人を支える場」を参照)、または複合的なサービスを提供する事業所など、小回りのきくサービスもあります。
また、少人数で家庭的な雰囲気を保って生活できる施設もつくられています。
これらは、公的に「地域密着型サービス」と呼ばれ、多くの人が利用し始めています。
また、少人数で家庭的な雰囲気を保って生活できる施設もつくられています。
これらは、公的に「地域密着型サービス」と呼ばれ、多くの人が利用し始めています。
「要支援状態」の人向けのサービスも多種多様
要支援状態(前々回のけあサポ'S EYE〈第1回〉を参照)と認定された場合でも、要介護状態に進行しないように、さまざまな支援サービスが用意されています。公的には「介護予防サービス」という名で実施されているものです。その人のからだの状態に合わせて利用することになります。
次回は、サービスの利用限度についてお伝えします。
次回は、サービスの利用限度についてお伝えします。
第4回 知っておきたい介護保険のサービスの利用限度
- 介護保険をかしこく活用したい人のために
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「介護保険 基本のき!」
今さら聞けない介護保険制度の基本。その仕組みから申請の仕方、サービスの詳しい内容など、けあサポ家庭介護サポーターズが総力をあげて解説します。