今月の特集
訪問理美容サービスを活用しよう!
第2回 もっと知りたい! 訪問理美容のこと
前回は、訪問理美容とは何か、そしてサービス利用に関する概要をご紹介いたしました。
今回は、サービスを利用するにあたって、ご家族が知っておきたいこと、疑問や不安に感じることなどを、Q&A形式で考え、訪問理美容サービスについての知識を深めていきましょう。
今回は、サービスを利用するにあたって、ご家族が知っておきたいこと、疑問や不安に感じることなどを、Q&A形式で考え、訪問理美容サービスについての知識を深めていきましょう。
どんな人が来るのですか?
→訪問理美容は、基本的にはどの理美容師でも行うことが可能です。その意思さえあれば理美容師は誰もが施術できるのです。
しかし、家族の側としては、たとえ理美容の技術が高くても、要介護者とのかかわり方や介助のノウハウがない人に対しては、安心して任せることはできないのではないでしょうか。そこで、そうした不安を与えないため、ホームヘルパー1級・2級の資格を取得している理美容師も多いです。
最近は、美容師と介護福祉士のいずれの資格も取得している「美容福祉師」も少しずつ人数が増えています。
しかし、家族の側としては、たとえ理美容の技術が高くても、要介護者とのかかわり方や介助のノウハウがない人に対しては、安心して任せることはできないのではないでしょうか。そこで、そうした不安を与えないため、ホームヘルパー1級・2級の資格を取得している理美容師も多いです。
最近は、美容師と介護福祉士のいずれの資格も取得している「美容福祉師」も少しずつ人数が増えています。
利用できるのはいつですか?
利用者の希望に合わせて日時を問わずに行っているところ、訪問の時間を設定して決まった期間に行っているところの両方のパターンがあります。ですから、利用の申込時に確認しておくのが確実でしょう。
たとえば、月・水・金曜日はデイサービスを利用しているため、他の日に利用したいといった事情があれば、それに応じられる理美容室や事業者を選ぶことになるでしょう。しかし特にそうした希望がなければ、実施側のサービス日に予定を合わせることになります。
なお、サービスの利用にあたっては、家族の都合はもちろん大切ですが、それ以上に、ご本人の心身の状況を最優先に十分配慮することが求められます。
たとえば、月・水・金曜日はデイサービスを利用しているため、他の日に利用したいといった事情があれば、それに応じられる理美容室や事業者を選ぶことになるでしょう。しかし特にそうした希望がなければ、実施側のサービス日に予定を合わせることになります。
なお、サービスの利用にあたっては、家族の都合はもちろん大切ですが、それ以上に、ご本人の心身の状況を最優先に十分配慮することが求められます。
何を準備しておけばよいのでしょうか?
なお、持参する道具としてはタオル、クロス、床に敷くシート、ケープ、シャンプー剤、リンス剤などがあり、サービス内容によって若干変わります。
ただし、自分のタオルを使いたい、慣れているシャンプー剤やリンス剤を使いたいという方もいるでしょう。それらはもちろん配慮されますので、利用時に自分の希望をはっきりと伝えておくとよいでしょう。
どこでカットをするのですか?
どれぐらい時間がかかりますか?
サービス内容、本人の体調や状態によっても異なりますが、カットのみの場合は20分〜30分が1つの目安です。あまりに時間が長くなると体力的にもつらくなりますので、そうならないように十分な配慮がなされます。
大切なのは、事前に十分な打ち合わせを行うことです。どんなサービスを受けたいか、どの状態が本人にとって一番楽な姿勢か、施術にあたって注意が必要なことは何か(たとえば認知症の人の場合)など、本人の状態をしっかり把握することで施術がスムーズに進みますので、家族と理美容師の間でうまく連携をとることが必要でしょう。
大切なのは、事前に十分な打ち合わせを行うことです。どんなサービスを受けたいか、どの状態が本人にとって一番楽な姿勢か、施術にあたって注意が必要なことは何か(たとえば認知症の人の場合)など、本人の状態をしっかり把握することで施術がスムーズに進みますので、家族と理美容師の間でうまく連携をとることが必要でしょう。
第3回 訪問理美容サービスの実際を見てみよう!
【ご協力いただいた方】
美容福祉師、日本美容福祉学会会員、NPO法人全国介護理美容福祉協会会員
山野美容芸術短期大学 非常勤講師
平成15年 ビューティケア・ステーション設立