今月の特集 介護保険で住宅改修!
第1回 住宅改修ってなんだろう
たとえ要介護状態になっても、いつまでも住み慣れたわが家で暮らしたい。でも、玄関の段差が高くて気になったり、お風呂で足が滑りそうで心配、和式トイレで用を足すのが大変で……。こんな悩みはありませんか。
もし、この段差がなかったら。もし、お風呂の床がすべりにくい素材に変えられたら。もし、洋式トイレだったら……。
介護保険制度では、このような住宅の不都合を改修し、利用者が生活しやすいように住環境を整えるための費用の一部が給付される制度があります。それが住宅改修です。
住宅改修には、全額私費で行うリフォームのような方法や高齢者住宅改造助成事業、障害者住宅改造助成事業など、さまざまな方法がありますが、今回は介護保険を使った住宅改修にスポットをあててご紹介します。
もし、この段差がなかったら。もし、お風呂の床がすべりにくい素材に変えられたら。もし、洋式トイレだったら……。
介護保険制度では、このような住宅の不都合を改修し、利用者が生活しやすいように住環境を整えるための費用の一部が給付される制度があります。それが住宅改修です。
住宅改修には、全額私費で行うリフォームのような方法や高齢者住宅改造助成事業、障害者住宅改造助成事業など、さまざまな方法がありますが、今回は介護保険を使った住宅改修にスポットをあててご紹介します。
住環境を見直してみましょう
まず、何のために住宅改修をするのかを検討することが必要です。一般的に、住宅改修の目的は大きく分けてつぎの3つが挙げられます。
1.事故防止のため
2.本人の自立支援のため
3.介護者の負担軽減のため
この目的に照らして、自宅の住環境を見直してみましょう。たとえば、トイレを和式から洋式に変更し、手すりをつけることで介助なしで排泄しやすくなる。介助がなければ通ることができなかった段差を解消すると、要介護者が1人で行動できる範囲を広がるかもしれません。このように、住環境を見直すことで要介護者も、そして介護者にとっても住みやすい環境を整えることが住宅改修です。
1.事故防止のため
2.本人の自立支援のため
3.介護者の負担軽減のため
この目的に照らして、自宅の住環境を見直してみましょう。たとえば、トイレを和式から洋式に変更し、手すりをつけることで介助なしで排泄しやすくなる。介助がなければ通ることができなかった段差を解消すると、要介護者が1人で行動できる範囲を広がるかもしれません。このように、住環境を見直すことで要介護者も、そして介護者にとっても住みやすい環境を整えることが住宅改修です。
まず、専門家に相談しましょう
なぜなら、住宅改修はやり直しが困難です。手すりをつけてしまってから、「やっぱり、こっち側につけておけばよかった……」と思っても、なかなかやり直すことはできませんし、修繕するには再度お金を支払わなければなりません。
そのようなことがないように、まずは、専門家に相談することをおすすめします。たとえば、普段利用しているリハビリテーションの理学療法士さんやケアマネジャーさんに相談しましょう。また、同居するご家族がいる場合は、意見を聞いたり、同意を得ることも重要です。さらに、将来、身体の状態が変化する(重度化する)ことも視野にいれて、計画を立てることが重要です。
次回は介護保険の住宅改修の流れについて説明します。
第2回 介護保険の住宅改修の一般的な流れ