今月の特集 ヘルパーさんをもっと知ろう!
第2回 ヘルパーさんの専門性
第2回は、葉っぱのフレディ・ヘルパーセンター(以下、「葉っぱのフレディ」)代表の片山蘭子さんに、ヘルパーさんの仕事の専門性について、さらにお話をうかがいます。
ヘルパーの仕事の専門性って何でしょう?
生活支援のプロであるヘルパー
料理や洗濯、掃除に買い物…。ヘルパーの仕事は、一見すると「お手伝いさん」と思うかもしれません。
ホームヘルパーは、利用者の生活のすべてを支える専門職です。利用者を個性ある一人の人間として、その方に適したケアプランをもとにして綿密な介護計画を立て、生活援助します。
なお、「生活」という言葉は、「利用者が、自宅で、その地域で、生きて活動する」という意味があります。
ホームヘルパーは、利用者の生活のすべてを支える専門職です。利用者を個性ある一人の人間として、その方に適したケアプランをもとにして綿密な介護計画を立て、生活援助します。
なお、「生活」という言葉は、「利用者が、自宅で、その地域で、生きて活動する」という意味があります。
お手伝いさんは、ハウスキーピングのプロです。家主の指示のもと、家事労働に従事します。主として言われたことをきちんとこなすことが多い職業です。
庭の花をこの目で
また、食事・栄養面からのアプローチとしては、毎食美味しく全部召し上がっていただくために利用者の好みを聞き、料理本などを参考にさまざまな工夫をします。
あるヘルパーは、少し自信がなかったオムライスを作りました。87歳のご利用者が両手を広げて、「マー、おいしそう!」と全部平らげていただき、とても嬉しかったそうです。そして「次はもっとおいしいのを作ってみよう!」と意欲が出たと言います。
ある男性ヘルパーは、ご利用者がソファーでうたた寝をされていて風邪を引かれてはと、そっと毛布を掛けました。それを見た年老いた奥様が涙して喜ばれたそうです。
ヘルパーは家族へのアプローチも必要であり、このように心を込めたケアは、たと小さな事でも利用者や家族のこころに伝わります。
介護のプロフェッショナルとは、利用者を一人の人間として尊重し、命を大切に思う優しさが大切です。さらに介護にはその根拠となる、知識・技術を磨き、人の命を守る使命感で、毎日の仕事に責任感を持ってケアすること。この事がヘルパーの専門性ではないでしょうか。
専門性を磨くために
定期的な研修でスキルを磨く
このように、利用者の生活に直接かかわる仕事であるからこそ、さまざまな素養が必要となります。
ケアの対象は主に高齢の利用者の方々。明治・大正・昭和という長い人生を過された方々です。尊敬の念を持ってケアをすることが大切です。葉っぱのフレディのヘルパーの多くは主婦であり、親の介護経験をもつ人もいます。しかしその多くは自己流です。介護の専門職として、そのもとになる医学や看護の幅広い正しい知識・技術が必要です。
葉っぱのフレディでは毎月事業所で学習会を開き、すべてのヘルパーが参加します(必須なのです)。その機会に、基礎の確認とスキルアップを図っています。
ケアの対象は主に高齢の利用者の方々。明治・大正・昭和という長い人生を過された方々です。尊敬の念を持ってケアをすることが大切です。葉っぱのフレディのヘルパーの多くは主婦であり、親の介護経験をもつ人もいます。しかしその多くは自己流です。介護の専門職として、そのもとになる医学や看護の幅広い正しい知識・技術が必要です。
葉っぱのフレディでは毎月事業所で学習会を開き、すべてのヘルパーが参加します(必須なのです)。その機会に、基礎の確認とスキルアップを図っています。
サービスのバラツキを出さない
例えば、「AヘルパーはこうしてくれたのにBヘルパーはやってくれない」ことがあります。また、Aヘルパーはスムーズにシーツ交換ができるのに、Bヘルパーはしわだらけのベッドメイキングになってしまう、Cヘルパーは車いす移動がとても上手なのにDヘルパーの介助は不安だという訴えをいただくことがあるなど、スキルの面でバラツキがあってはプロフェッショナルとは言えないからです。
そのため、毎月の研修会では難しい生活課題がある利用者のケアについて、グループに分かれて検討し、発表し合い、さらにはさまざまな記録などを活用し、ヘルパー同士や事業所内などでも情報共有に努めています。
互いのケア内容や技術を確認し合い、利用者が安心・安全・安楽にサービスを受けられるよう細心の注意を払っているのです。
次回も引き続き、葉っぱのフレディ代表の片山蘭子さんに、覚えてトクする介護技術についてお話をうかがいます。
第3回 知って得する! ヘルパーさんのワザ
- 葉っぱのフレディ・ヘルパーセンターをもっと知りたい人のために
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