今月の特集 はじめての福祉用具
第1回 「福祉用具」ってなに?
病気やケガによる障害、老化などで、からだが不自由になり、生活がしづらくなったときに役立つ道具・用具が「福祉用具」です。例えば、車いすや杖などが代表的なものです。
今月の特集では、福祉用具について、ご紹介していきます。
福祉用具の目的
近年、介護保険制度が一般的になってきたこともあり、「福祉用具」のテレビコマーシャルも放送されるような時代になってきました。でも、まだまだ一般にはそれほど耳なじみのない言葉ですから、ピンと来ない方が大半だと思います。
近年、「介護」という言葉はよく聞かれるようになったこともあり、福祉用具よりも介護用品という言葉のほうがとおりがよいかもしれません。実際、スーパーマーケットなどでは、「介護用品コーナー」があるところも増えています。
介護用品と聞くと、体の不自由な方の介護が楽になる、簡単になるというイメージがあります。でも、福祉用具の本当の目的とはちょっと違うんです。
体が不自由になった方が自分自身で、何かを自由に行うための道具、それが福祉用具です。
つまり、ご本人が使うことを目的に作られています。体が不自由になった方でも、福祉用具を使えば、自分の力で自由にできることが増える可能性があります。使用する本人が自分の意志をもって、少しでも自分で思うような生活を取り戻すためのお手伝いをするのが福祉用具なのです。
もちろん、その結果として介助者も楽になることは福祉用具の効果の一つです。
ちなみに、法律では「福祉用具とは、心身の機能が低下し日常生活を営むのに支障のある老人又は心身障害者の日常生活上の便宜を図るための用具及びこれらの者の機能訓練のための用具並びに補装具をいう(福祉用具法)」と定義されています。
つまり、体に不自由があって、普段の生活の中で出来ないことを助けてくれる機能を持った道具、のことなんですが、少し難しいですね……。
近年、「介護」という言葉はよく聞かれるようになったこともあり、福祉用具よりも介護用品という言葉のほうがとおりがよいかもしれません。実際、スーパーマーケットなどでは、「介護用品コーナー」があるところも増えています。
介護用品と聞くと、体の不自由な方の介護が楽になる、簡単になるというイメージがあります。でも、福祉用具の本当の目的とはちょっと違うんです。
体が不自由になった方が自分自身で、何かを自由に行うための道具、それが福祉用具です。
つまり、ご本人が使うことを目的に作られています。体が不自由になった方でも、福祉用具を使えば、自分の力で自由にできることが増える可能性があります。使用する本人が自分の意志をもって、少しでも自分で思うような生活を取り戻すためのお手伝いをするのが福祉用具なのです。
もちろん、その結果として介助者も楽になることは福祉用具の効果の一つです。
ちなみに、法律では「福祉用具とは、心身の機能が低下し日常生活を営むのに支障のある老人又は心身障害者の日常生活上の便宜を図るための用具及びこれらの者の機能訓練のための用具並びに補装具をいう(福祉用具法)」と定義されています。
つまり、体に不自由があって、普段の生活の中で出来ないことを助けてくれる機能を持った道具、のことなんですが、少し難しいですね……。
福祉用具のいろいろ
代表的な福祉用具には、車いすや杖があります。その他、ポータブルトイレや、食器など、衣食住にかかわるものを中心に多種多様なものがあります。下記に主な福祉用具の種類を挙げてみます。
【ベッド用具】
起きあがりがしやすい「ギャッチベッド」、立ち上がりに便利なように後付けできる「手すり」等があります。
【床ずれ防止用具】
床ずれ(褥瘡)を予防する「マット」や「クッション」などがあります。
【移動用具】
外出の際にも便利な「車いす」「杖」「シルバーカー(手押し車)」などがあります。
その他、室内でも使用できる「リフト」もあります。
【排泄関連用具】
移動できる「ポータブルトイレ」、便座に座るときの「便座」もそうです。「便座」には、和式便器を洋式便器に変更できるタイプや高さを調節するタイプのものもあります。そのほか、トイレに取り付ける「手すり」、「おむつ」等があります。
【入浴・清潔用具】
浴室で使う「シャワーチェア(いす)」、浴室用の「手すり」や「滑り止めマット」等があります。
【衣類・靴】
麻痺などがあっても脱ぎ着しやすい「衣服」、マジックテープ式ではきやすい「靴」等があります。
【ベッド用具】
起きあがりがしやすい「ギャッチベッド」、立ち上がりに便利なように後付けできる「手すり」等があります。
【床ずれ防止用具】
床ずれ(褥瘡)を予防する「マット」や「クッション」などがあります。
【移動用具】
外出の際にも便利な「車いす」「杖」「シルバーカー(手押し車)」などがあります。
その他、室内でも使用できる「リフト」もあります。
【排泄関連用具】
移動できる「ポータブルトイレ」、便座に座るときの「便座」もそうです。「便座」には、和式便器を洋式便器に変更できるタイプや高さを調節するタイプのものもあります。そのほか、トイレに取り付ける「手すり」、「おむつ」等があります。
【入浴・清潔用具】
浴室で使う「シャワーチェア(いす)」、浴室用の「手すり」や「滑り止めマット」等があります。
【衣類・靴】
麻痺などがあっても脱ぎ着しやすい「衣服」、マジックテープ式ではきやすい「靴」等があります。
【食事用具】
手が不自由な方でも使いやすい「お箸」「スプーン」や滑りにくく持ちやすい「食器」、料理がしやすい「包丁」等もあります。自助具と呼ばれる物の一つです。
【自助具・生活便利用品】
力が弱い方でも使える「爪切り」や「ペン」、扉を開けるときに持ちやすい「グリップ」等があります。
【視聴覚関連用具】
読み上げてくれる「時計」「体温計」、補聴器等があります。
【住宅改修用具】
階段に取り付ける「手すり」、段差を解消する「スロープ」、「滑り止めマット」などがあります。
手が不自由な方でも使いやすい「お箸」「スプーン」や滑りにくく持ちやすい「食器」、料理がしやすい「包丁」等もあります。自助具と呼ばれる物の一つです。
【自助具・生活便利用品】
力が弱い方でも使える「爪切り」や「ペン」、扉を開けるときに持ちやすい「グリップ」等があります。
【視聴覚関連用具】
読み上げてくれる「時計」「体温計」、補聴器等があります。
【住宅改修用具】
階段に取り付ける「手すり」、段差を解消する「スロープ」、「滑り止めマット」などがあります。
【協力・情報提供】
世田谷区立総合福祉センター
福祉用具・住宅改造展示相談室「たすけっと」
相談員:秋田秀美さん
理学療法士:山田貞夫さん
★「たすけっと」は約880点の福祉用具を展示している東京都世田谷区の展示場です。福祉用具の見学・体験・相談のほか、イベントなども行っています。
詳しい情報を知りたい方は、http://www.tasuketto.net./まで。職員の皆さんによるブログもありますよ。
福祉用具・住宅改造展示相談室「たすけっと」
相談員:秋田秀美さん
理学療法士:山田貞夫さん
★「たすけっと」は約880点の福祉用具を展示している東京都世田谷区の展示場です。福祉用具の見学・体験・相談のほか、イベントなども行っています。
詳しい情報を知りたい方は、http://www.tasuketto.net./まで。職員の皆さんによるブログもありますよ。