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今月の特集
マイケアプランをつくってみよう
第1回 マイケアプランって何?
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今月の特集では、ケアプランを自分で立てるための具体的なポイントをご紹介します。
ケアプランの自己作成とは?
介護保険サービスを利用するためには、翌月のケアプランを作成しておく必要があります。ケアプランを立てるということは、いつ、どこで、どのサービスを、どの事業所から、どれくらいの時間受けるのかを考え、利用者とサービスを提供する事業者の間をコーディネートして、さらに利用料の管理を行うことです。
そして、冒頭でも触れたとおり、ケアプランを立てられるのは、
・ケアマネジャー
・本人・家族
です。本人・家族が立てるケアプランを「マイケアプラン」と呼びます。
そして、冒頭でも触れたとおり、ケアプランを立てられるのは、
・ケアマネジャー
・本人・家族
です。本人・家族が立てるケアプランを「マイケアプラン」と呼びます。
ケアマネジャーに依頼する時との違い・メリット
介護保険制度を利用する時の流れを図1に示します。この図の流れは、ケアマネジャーに依頼する場合でも自分で作る場合でも変わりません。一番下の「ケアプランをつくる」という段階となった時、市区町村の窓口で自己作成する旨を伝えることによって、マイケアプラン作りが始まります。
図1
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図2 ケアプランを自分で立てる場合
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図3 ケアプラン作成をケアマネジャーに依頼する場合
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(1)事業者と直接交渉ができる
図2、3を見ていただくと分かるように、両者の違いの1つとして、サービス提供事業者と直接交渉ができるということが挙げられます。この間に第三者(ケアマネジャー)が介在すると、どうしても自分の思いがストレートに伝わりにくくなりがちですが、直接交渉して自分で計画を組み立てることで、現在の状況が把握しやすく、予定の変更なども迅速に行うことができます。
さらに、自分で作成すると当事者意識が強くなるという効果もあります。人(ケアマネジャー)に委ねると、何かあった時にどうしても他人を批判しがちになり、そのことによって少なからずストレスを感じるでしょう。それに比べて、もちろん自己責任を伴いますが、自らコーディネートすることで、本人が望む生活の実現、あるいは家族の希望を考慮したケアプランというものを考え、実現に向けて真剣に取り組んでいけるでしょう。
(2)介護保険制度の仕組みが見えてくる
1回ケアプランを立てるだけでも、介護保険制度の大まかな流れやサービスの概要が理解できます。本だけを読んで学ぶのと、実際に自分でケアプランを考えるのでは、理解度の違いは歴然としています。もちろん、考える段階では分からないこともたくさん出てくるでしょう。そんな時は、市区町村の窓口で聞けばよいのです。このことは、市区町村が学び育つ機会にもなります。
今回は、マイケアプランに関する大まかな流れを紹介しました。大切なのは、当事者意識をもち、お年寄りのため、あるいは自分(家族)のために、今後どのような生活をしていきたいかしっかりと考えることです。
図2、3を見ていただくと分かるように、両者の違いの1つとして、サービス提供事業者と直接交渉ができるということが挙げられます。この間に第三者(ケアマネジャー)が介在すると、どうしても自分の思いがストレートに伝わりにくくなりがちですが、直接交渉して自分で計画を組み立てることで、現在の状況が把握しやすく、予定の変更なども迅速に行うことができます。
さらに、自分で作成すると当事者意識が強くなるという効果もあります。人(ケアマネジャー)に委ねると、何かあった時にどうしても他人を批判しがちになり、そのことによって少なからずストレスを感じるでしょう。それに比べて、もちろん自己責任を伴いますが、自らコーディネートすることで、本人が望む生活の実現、あるいは家族の希望を考慮したケアプランというものを考え、実現に向けて真剣に取り組んでいけるでしょう。
(2)介護保険制度の仕組みが見えてくる
1回ケアプランを立てるだけでも、介護保険制度の大まかな流れやサービスの概要が理解できます。本だけを読んで学ぶのと、実際に自分でケアプランを考えるのでは、理解度の違いは歴然としています。もちろん、考える段階では分からないこともたくさん出てくるでしょう。そんな時は、市区町村の窓口で聞けばよいのです。このことは、市区町村が学び育つ機会にもなります。
今回は、マイケアプランに関する大まかな流れを紹介しました。大切なのは、当事者意識をもち、お年寄りのため、あるいは自分(家族)のために、今後どのような生活をしていきたいかしっかりと考えることです。
第2回 マイケアプランのための頭の整理術