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今月の特集 正しいオムツの使い方
第3回 オムツの上手な使い方(基本編)
今回は、いよいよオムツの上手な使い方についてご紹介します。
まずは、基本的なオムツの使い方(あて方)について確認しましょう。
まずは、基本的なオムツの使い方(あて方)について確認しましょう。
テープタイプのあて方
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自分の腿に押し当てて、たて折の線を
つけるとよいです。
つけるとよいです。
2
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3
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センターラインがないオムツは、腰のギャザーを背骨に合わせえるようにします。高さは、上のテープがウエストにくる場所に合わせます。
4
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オムツとパッドの両方をもって少しずつ
上に引っ張る。
上に引っ張る。
可能ならばお年寄りに反対側を向いてもらいます。この時は、必ず手を添えてから反対を向いてもらいます。
オムツの左右が合っていない場合は、無理に引っ張るとテープの部分が切れてしまうので、写真のように、お年寄りに横に向いてもらいオムツを半分くらいもって、少しずつ上に引き上げましょう。
5
上を向いてもらい、引き上げながら、股部のたるんだ部分を伸ばしていきます。
左右のテープが対称になっているか確認します。
左右が合えば、真っ直ぐ上を向いて仰向けに寝てもらいます。この時、両足を伸ばし、肩幅に広げてもらいましょう。
左右のテープが対称になっているか確認します。
左右が合えば、真っ直ぐ上を向いて仰向けに寝てもらいます。この時、両足を伸ばし、肩幅に広げてもらいましょう。
6
次に、パッドをあてていきます。両側についているギャザーをしっかり立たせ、そけい部にあてがいます。
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パッドを谷折にしてから、そけい部に入れるように左右に入れ込む
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横に広げたときに三角の線ができる
のが目安です。
のが目安です。
8
パッドをうまくあてることができたら、テープタイプオムツも同様にそけい部に入れるようにあてます。
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一般的にテープは下のテープは上向きに、
上のテープは下向きにとめます。
(足の細い人は両方とも下向きに、お腹が出て
いる人は上のテープを真っ直ぐにとめると
もれを防ぎます)
上のテープは下向きにとめます。
(足の細い人は両方とも下向きに、お腹が出て
いる人は上のテープを真っ直ぐにとめると
もれを防ぎます)
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最後に、センターラインを中心に左右のテープが対象になっていることを確認して完了です。
フラットタイプの使い方
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まず、両足のつけ根にあたる部分を上に折ります。
3
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この時、テープタイプと同様にオムツは上に引っ張らずに、左右にパッと広げます。上に引っ張るとせっかく作ったギャザーが伸びてしまうからです。
5
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パンツタイプの使い方
1
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パッドのあて方
パッドは紙オムツと併用して使用することを想定した製品です。
尿失禁量が少ない場合は、普通の下着でも使用が可能ですが、失禁量の多い方や、長時間使用する場合は、紙オムツに比べて吸収量・吸収面積が限られているので、テープタイプやパンツタイプのオムツと併用することをおすすめします。
尿取りパッドは「広げて使うタイプ」が一般的ですが、男性用の「袋状タイプ」などもあります。それぞれの使い方は各商品のパッケージの「使い方」を参照してください。
また、上手な使い方として、蛇腹状に折り曲げて隙間を埋めたり、男性のペニスに合わせて包むように使用することもあります。これらの使い方は次回ご紹介します。
尿失禁量が少ない場合は、普通の下着でも使用が可能ですが、失禁量の多い方や、長時間使用する場合は、紙オムツに比べて吸収量・吸収面積が限られているので、テープタイプやパンツタイプのオムツと併用することをおすすめします。
尿取りパッドは「広げて使うタイプ」が一般的ですが、男性用の「袋状タイプ」などもあります。それぞれの使い方は各商品のパッケージの「使い方」を参照してください。
また、上手な使い方として、蛇腹状に折り曲げて隙間を埋めたり、男性のペニスに合わせて包むように使用することもあります。これらの使い方は次回ご紹介します。
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オムツの交換の目安
皮膚の健康と衛生面から、排尿・排泄後はできるだけ早く新しいオムツに交換し、肌を清潔に保ちましょう。
交換するタイミングは人によって異なりますが、日中はおおよそ3〜4時間おきを目安とします。オムツとパッドを併用する場合は、パッドは排尿ごとに交換し、オムツは汚れていなかったら再度使ってもよいでしょう。こうすれば経済的です。
ただし、薬や水分摂取量、本人の健康状態などにより、排泄のタイミングや量はことなります。家庭でも、排泄記録をとり、オムツの様子を3〜4時間ごとに調べて、排泄のリズムをつかむようにするのも1つの方法です。
また、オムツの交換時には、褥そうや発疹、ただれ、傷などの異常がないかもチェックしましょう。
交換するタイミングは人によって異なりますが、日中はおおよそ3〜4時間おきを目安とします。オムツとパッドを併用する場合は、パッドは排尿ごとに交換し、オムツは汚れていなかったら再度使ってもよいでしょう。こうすれば経済的です。
ただし、薬や水分摂取量、本人の健康状態などにより、排泄のタイミングや量はことなります。家庭でも、排泄記録をとり、オムツの様子を3〜4時間ごとに調べて、排泄のリズムをつかむようにするのも1つの方法です。
また、オムツの交換時には、褥そうや発疹、ただれ、傷などの異常がないかもチェックしましょう。
夜中の交換について
排尿量が多く、漏れたりしない限りは、起こしてまで交換する必要はありません。
介護する人にとっても、される人にとっても、十分な睡眠をとることが大切です。オムツには、1晩に1枚で間に合う高い吸水性をもっている製品もあります。適宜、さまざまなタイプを使い分けるのも上手な使い方です。
なお、点滴を受けていたり、利尿剤を使用している場合は、尿の量が多くなりますので、途中で交換が必要になります。
次回は、オムツの上手な使い方の応用編として、Q&A方式で皆様の疑問に答える形で上手な使い方&裏技をご紹介します。お楽しみに!
介護する人にとっても、される人にとっても、十分な睡眠をとることが大切です。オムツには、1晩に1枚で間に合う高い吸水性をもっている製品もあります。適宜、さまざまなタイプを使い分けるのも上手な使い方です。
なお、点滴を受けていたり、利尿剤を使用している場合は、尿の量が多くなりますので、途中で交換が必要になります。
次回は、オムツの上手な使い方の応用編として、Q&A方式で皆様の疑問に答える形で上手な使い方&裏技をご紹介します。お楽しみに!
最終回 Q&A オムツの上手な使い方(応用編&裏技)
- オムツについてもっと知りたい人のために
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株式会社光洋
紙おむつ事業を柱に、医療・介護用品店、院内売店なのどコンビニエンスショップ事業、患者さんの給食から院内レストランなどのフード事業を全国で展開しています。
URL http://www.koyo-dispars.co.jp/
オムツのご購入は http://www.rakuten.co.jp/koyo-omutsu/