今月の特集 市販のレトルト介護食をじょうずに利用！
第３回 わが社のイチ押し！介護食（２） ホリカフーズ株式会社
「人にやさしい食べ物をつくりたい」と語る油崎
さん（左）。お人柄の向こうに、新潟の風土が
見えます。
さん（左）。お人柄の向こうに、新潟の風土が
見えます。
そうした食肉などの食品加工の技術を生かし、治療用食品、介護用食品の「オクノス」ブランドを30年以上手がけるメーカーでもあります。そして、2000年介護保険スタートに合わせて在宅用介護食品「ＦＦＫ」ブランドを発売しています。
今回の特集では、新潟県魚沼市に本社を構える、ホリカフーズ株式会社（以下、「ホリカフーズ」）ライフケア部営業企画課課長の油崎佐登志さんと、ライフケア部東京営業所の小菅誠さんにお話をうかがいました。
ホリカフーズが挑戦する、区分４の介護食
「おいしくミキサー」全ラインナップ。主食の白
がゆは、添加物はいっさい使用していません。
米粒を少し残しながら、おかゆ本来のとろみ
を生かしました。
がゆは、添加物はいっさい使用していません。
米粒を少し残しながら、おかゆ本来のとろみ
を生かしました。
区分４のレトルト介護食「おいしくミキサー」シリーズは、実に11種類のラインナップ。お米を使った主食、さまざまな主菜・副菜・箸休め、果物からつくられるデザートと、区分４の商品だけでも一つの献立が十分できます。
豚肉なら豚肉の味。いわしならいわしの味
手前左がだし巻卵、奥が白がゆ、手前右がき
んぴらごぼう。温めると、それぞれの香りがい
っそう引き立ちます。
んぴらごぼう。温めると、それぞれの香りがい
っそう引き立ちます。
区分４の介護食は、柔らかさや飲み込みやすさを主眼につくられるため、どうしても見た目、食感、味について、「何を食べているかわからない」ものになるおそれがあります。
たとえば、豚肉らしい肉のうまみを楽しめるように豚肉の角煮をイメージした「豚肉のやわらか煮」。いわしの魚らしいたんぱく感とさっぱりとした梅肉の風味・香りを生かした「いわしの梅煮」など……。さまざまな食材を使うと味が複雑になりすぎるため、ペースト状の介護食には向かないというデメリットを考慮し、素材の味を存分に楽しめるつくりになっています。
味にこだわっています
「おいしくミキサー」は、要介護度が高いおとしよりも、普通の感覚で食事をしてもらいたいというコンセプトから、栄養バランスのよい素材を用い、あえて栄養機能を強化していません。豚肉、いわし、卵、ごぼうなど、素材がもつ本来の栄養素を、まず味わいながら摂取してもらえるようにつくられています。
豊かな大地と海に育まれた新潟県。そこに本社を構えるホリカフーズならではの食べ物を大切に思う心が生きています。
豊かな大地と海に育まれた新潟県。そこに本社を構えるホリカフーズならではの食べ物を大切に思う心が生きています。
衛生的な食べきりサイズ
お菓子などでもそうですが、１回ずつ食べきれるサイズのパッケージはうれしいもの。食材の風味をいつも味わうことができます。また、からだの抵抗力が落ちているおとしよりの食事では、衛生的にも食べきりサイズのレトルト介護食はおすすめです。
「おいしくミキサー」は、いろいろ食べてもらうためにも、おかず類は１袋50グラムに抑え、ちょうど食べきれるだけの量が1パックになっています。
介護食シリーズの購入方法は、下記の最寄りの営業所に電話やファックスなどで注文するか、ウェブサイトからの注文も可能です。ウェブサイトでは１パックから購入できます。１パック136〜210円の価格帯で販売しています。
★東京営業所：
ページの最後をご覧ください。
★新潟営業所：
〒949-7411
新潟県魚沼市大石59-１
TEL 025-794-5536
FAX 025-794-4404
★関西営業所：
〒577-0012
大阪府東大阪市長田東３-２-43 SKパークビル702号
TEL 06-6746-1616
FAX 06-6746-1818
「おいしくミキサー」は、いろいろ食べてもらうためにも、おかず類は１袋50グラムに抑え、ちょうど食べきれるだけの量が1パックになっています。
介護食シリーズの購入方法は、下記の最寄りの営業所に電話やファックスなどで注文するか、ウェブサイトからの注文も可能です。ウェブサイトでは１パックから購入できます。１パック136〜210円の価格帯で販売しています。
★東京営業所：
ページの最後をご覧ください。
★新潟営業所：
〒949-7411
新潟県魚沼市大石59-１
TEL 025-794-5536
FAX 025-794-4404
★関西営業所：
〒577-0012
大阪府東大阪市長田東３-２-43 SKパークビル702号
TEL 06-6746-1616
FAX 06-6746-1818
ＦＦＫ「食事で元気」シリーズ★コレクションその１ レトルト介護食の開発でいちばん難しいのが、色。料理の色は、見た目や食欲に直結するため、大切にしなくてはいけません。きんぴらごぼうのように、濃い色のものはわりと再現しやすいのですが、だし巻き卵のような薄い色を残すのには、とても苦労したそうです。ただ、色の再現にこだわるあまり、値段に跳ね返っては仕方がありません。そのバランスを常に見極めながら、「食事で元気」シリーズはつくられています。
数字では表れない、プラスアルファのもの
食事は楽しいものだから
「かまなくてよい」という区分４の介護食は一見、流動食のように見えるかもしれません。でも、食事だと意識した場合、おいしく食べてもらうにはどうしたらいいか、おとしよりの好きな組み合わせは何かなどが、だんだん浮かんでくると思います。
「食事は楽しい」と思ってもらえるように工夫してみましょう。工夫例は、前回までの特集が参考になるかもしれません。
「食事は楽しい」と思ってもらえるように工夫してみましょう。工夫例は、前回までの特集が参考になるかもしれません。
数字では表れない、プラスアルファ
レトルト介護食の裏面には、ナトリウムが○○mg、カルシウムが××mgなどと、栄養表示がしてあります。食べ物の栄養は、科学的に分析すればきちんと効果が証明されますが、「食べる」という行為自体の効果は、数値化することはできません。
でも、思い出してみてください。お年寄りの食べたときの笑顔、「おいしい」というひと言、言葉にできない喜びや安心感など……。そうした分析できないプラスアルファが、食べることにはいっぱい詰まっています。
毎日の介護。「食べること」に力点を置いてみるのも、まずはいい手かもしれません。
でも、思い出してみてください。お年寄りの食べたときの笑顔、「おいしい」というひと言、言葉にできない喜びや安心感など……。そうした分析できないプラスアルファが、食べることにはいっぱい詰まっています。
毎日の介護。「食べること」に力点を置いてみるのも、まずはいい手かもしれません。
ＦＦＫ「食事で元気」シリーズ★コレクションその２
レトルト介護食以外にも力を入れている、ホリカフーズ。すべての介護食や栄養機能食品、とろみ調整食品に左のマークが表示されています。以下の表では、レトルト介護食以外の商品を少し紹介します。
レトルト介護食以外にも力を入れている、ホリカフーズ。すべての介護食や栄養機能食品、とろみ調整食品に左のマークが表示されています。以下の表では、レトルト介護食以外の商品を少し紹介します。
| 区分１（容易にかめる） | ★おいしく惣菜 | 牛肉、豚肉、鶏肉の形をそのまま残しながら、やわらかく調理して、なつかしい大和煮などに仕上げました。 |
| 区分３（舌でつぶせる） | ★おいしく栄養 | アルミカップタイプの舌でつぶせる介護食。「小豆とうふ」「胡麻とうふ」「鮭とうふ」の３品があります。 |
| とろみ調整 | ★とろとろトロミー | キシロオリゴ糖が配合されています。「おいしくミキサー」に混ぜて使ってもＯＫ。料理のまとまりが簡単に調整できます。 |
| 栄養機能食品 | ★カラダしっかり | コーヒー風味といちご風味の２品があります。レトルトパックの、栄養機能に特化したドリンクです。牛乳やお米、にんじんなど、天然の食品原料を使うように心がけました。食欲がないときなどにでも。 |
- ＦＦＫ＜食事で元気＞シリーズについてのお問い合わせ先
-
ホリカフーズ株式会社 東京営業所
〒110−0016 東京都台東区台東２-９-４
明治安田生命秋葉原昭和通りビル９階
TEL：03-5846-5106
FAX：03-5836-5095
ホームページ：http://www.foricafoods.co.jp
