今月の特集 市販のレトルト介護食をじょうずに利用!
第4回 わが社のイチ押し!介護食(3) 和光堂株式会社
こうした介護食をつくるには、柔らかく煮たり蒸したりしたうえで、裏ごしを丁寧にしなくてはなりません。
和光堂株式会社(以下、「和光堂」)は、ご家庭のこうした実情をふまえ、UDF(ユニバーサルデザインフード)の区分3や区分4のレトルト介護食を中心に開発を進めてきました。
現在、選りすぐりの6品がそろいます。
今回の特集では、新規事業推進部メディカルケア商品開発担当の高橋愛子さんに、和光堂のレトルト介護食「食事は楽し」シリーズについて、くわしく教えていただきました。
区分3なのに、ふつうの料理そのもの
和光堂のレトルト介護食へのこだわりは、次の3つによく表れています。
★食欲増進のカギ、ビタミンB1
★見た目はふつうの料理
★家族もいっしょに食べられるものを
では具体的に、どのような工夫がなされているか、みていきましょう。
★食欲増進のカギ、ビタミンB1
★見た目はふつうの料理
★家族もいっしょに食べられるものを
では具体的に、どのような工夫がなされているか、みていきましょう。
味とともに、栄養成分に配慮
レトルト特有の酸味を抑え、料理本来の味を引き出す……。これらは、どのメーカーも試行錯誤を繰り返しているテーマですが、和光堂はもう一つ、おとしよりにどうしたらおいしく食べてもらえるかを栄養面から考えました。
それがこだわりの一つ、ビタミンB1の配合です。ビタミンB1は疲労回復や食欲がわいてくる栄養素で、うなぎや豚肉、そして大豆に多く含まれています。和光堂ではたんぱく質、食物繊維に加え、ビタミンB1が豊富に含まれた献立になっています。
企業秘密の加熱調理技
実はこの大豆、薄皮を剥いてあり、歯ぐきでつぶせるくらいの柔らかさになるよう,特別な加熱調理がほどこされています。大豆は日常的に食べられる食材ですが、これまで、煮くずれせず柔らかく煮るのは難しいとされてきました。
和光堂がもつ、目で見えながらも柔らかくする調理技術には、ベビーフードの開発経験が生きています。
家族もうれしいおいしさ
区分4「かまなくてよい」のなめらかシチューシリーズは、肉と野菜をじっくり煮込んでていねいに裏ごししたものです。おとしよりが食べる際はそのまま温めて食べていただいてもいいですし、豆腐をさいの目に切って加えても食感を楽しめます。
介護者のみなさんが食べる場合は、パンに付けたりハンバーグなどのソースとしてかけていただいてもいいかもしれません。薄切りポテトと玉葱とともにチーズグラタンにしてもいいでしょう。……そんなふうに、いろいろなアレンジが楽しめ、ご家族もいっしょに食べられるシリーズです。
お買い求めの際は大手スーパーの介護食コーナーや介護用品コーナーをご利用いただくか、または下記の方法でお申し込みください。1パック税込み210円で、1パックから購入できます。ギフトセットもあるので、活用してみてください。
<和光堂通販(和光堂ファミリークラブ)からもお買い求めいただけます>
★電話での注文(通話料無料。受付:9時〜17時(土・日・祝日を除く)):
0120-88-0510
※購入方法に関するお問い合わせは…(通話料無料。受付:9時〜17時(土・日・祝日を除く)):
0120-88-0510
※商品に関するお問い合わせは…(通話料無料。受付:9時〜17時(土・日・祝日を除く)):
0120-88-9283
★ファックスでの注文(通信料有料。24時間受付)
パンフレットについている注文専用用紙で申し込めます。:
03-5296-6826
★インターネットでの注文(24時間受付):
http://www.wakodo.co.jp/online/
わこ爺★わこ婆のちょっといい話
100年前から続く老舗の和光堂ですが、いろいろなアイデアで世の中をアッと言わせてきたんです! たとえば「口腔ケアウェットティッシュ」。素材はふつうのウェットティッシュよりずっと柔らかく、繊維かすが口の中に残ったり引っかかったりしません。そして、もう一つのヒミツが取り出し口。1枚ずつ取り出しやすくて、5年経っても中身はしっとりしたまま! なかなかマネできない技なんですよ。
市販品を上手に利用
「食事は楽し」というシリーズ名は、開発にかかわった社員の方が名付けたそうです。「食事を楽しんでほしい」という思いをストレートに表しています。
そこで、おとしよりも介護者のみなさんも、より楽しく食事ができるコツをいくつかお教えします!
そこで、おとしよりも介護者のみなさんも、より楽しく食事ができるコツをいくつかお教えします!
食べる直前に、食べやすくする
噛む力や飲み込む力が落ちてきたおとしよりも、見た目を楽しみながら食事をしてほしいもの。そのため舌でつぶせる方なら、お豆腐を入れたりよく煮た野菜を入れるなど、いろどりを添えてください。
そして、舌でつぶすことができない方も、最初はかたちがあるまま料理を盛りつけ、目で楽しんでもらってから、食べる直前に食べやすいようにつぶします。私たちがふつうにやっている「目で味わう」楽しみを、ぜひおとしよりも感じてほしいと思います。
そして、舌でつぶすことができない方も、最初はかたちがあるまま料理を盛りつけ、目で楽しんでもらってから、食べる直前に食べやすいようにつぶします。私たちがふつうにやっている「目で味わう」楽しみを、ぜひおとしよりも感じてほしいと思います。
市販品を上手に利用
ちょっとひと手間かけたい、と思っても毎日の介護は大変です。「すべて自分で」と思わず、簡便なレトルト介護食のような商品を上手に使いましょう。
そのぶん明るい色の器やランチョンマットをセッティングしたり、1品具材を追加したり、食べる前の見た目に力を入れて見てください。きっと喜んでもらえるはずです。
そのぶん明るい色の器やランチョンマットをセッティングしたり、1品具材を追加したり、食べる前の見た目に力を入れて見てください。きっと喜んでもらえるはずです。
101年目の決意
2007年で創業101年目を迎えた和光堂。当初は、赤ちゃんの死亡率が高いことを何とかできないかと、栄養改善を主眼に、日本で初めて粉ミルクやベビーフードの開発販売を行ってきたそうです。そうした甲斐もあって、いまや日本の乳児死亡率は世界的にも低いレベルが保たれています。
そして、これからの100年は、おとしより向けの商品の開発を専門に行う新規事業部を主軸に、和光堂らしくシルバー世代の栄養改善に取り組んでいきたい……。そんな老舗の意気込みが伝わってくる、レトルト介護食の今後のラインナップにご期待ください。
そして、これからの100年は、おとしより向けの商品の開発を専門に行う新規事業部を主軸に、和光堂らしくシルバー世代の栄養改善に取り組んでいきたい……。そんな老舗の意気込みが伝わってくる、レトルト介護食の今後のラインナップにご期待ください。
最終回 市販の介護食を使ったかんたんレシピ
- 和光堂<食事は楽し>についてのお問い合わせ先
-
和光堂株式会社 お客様相談室
〒101−0048 東京都千代田区神田司町2-14-3
電話:0120-88-9283(フリーダイヤル)
ホームページ:http://www.wakodo.co.jp