今月の特集 家族を介護する家庭の防災対策
第3回 お年寄りにも食べやすい非常食を準備しよう
前回は、被災生活で必要となるグッズについて、要介護者やお年寄りがいるご家庭では何を考慮して準備する必要があるかを確認しました。今回は、非常食についてみていきましょう。
味も種類も豊富な非常食。状態に合わせて食べやすいものを準備
A子さん「非常食といえばカンパンを思い浮かべますが、87歳になる母には硬すぎて、食べるのに苦労しそうです」
玉木氏「そうですね。自治体の備蓄食や支援食は、軟らかさに配慮していないものが多いのが現状です。かむ力や飲み込む力が弱くなった高齢者のために、水で硬さを調整できる非常食を準備しておくといいでしょう」
A子さん「具体的にはどういうものですか?」
玉木氏「調理済みの食品を特殊加工したアルファ米やフリーズドライ食です。お湯や水を入れるだけで食べられるので便利です。アルファ米は、150〜200ccの水を入れて1時間、お湯だと20分くらいでご飯が出来上がります。炊き込みご飯や混ぜご飯、おかゆなど20種類以上あるので、好みに応じて選べます。フリーズドライ食も水を加えて調理します。雑炊やシチューなどが販売されています。また、ユニバーサルデザインフードといって、「容易にかめる」「歯ぐきでつぶせる」「かまなくてよい」など料理の形状に応じて4段階表示をしている介護食もあるので、購入時の参考にしてください」
A子さん「どこで購入できますか?」
玉木氏「アルファ米やフリーズドライ食はホームセンターやアウトドア量販店で購入できるでしょう。また、ユニバーサルデザインフードは、ドラッグストアや大きめのスーパーにあると思います」
玉木氏「そうですね。自治体の備蓄食や支援食は、軟らかさに配慮していないものが多いのが現状です。かむ力や飲み込む力が弱くなった高齢者のために、水で硬さを調整できる非常食を準備しておくといいでしょう」
A子さん「具体的にはどういうものですか?」
玉木氏「調理済みの食品を特殊加工したアルファ米やフリーズドライ食です。お湯や水を入れるだけで食べられるので便利です。アルファ米は、150〜200ccの水を入れて1時間、お湯だと20分くらいでご飯が出来上がります。炊き込みご飯や混ぜご飯、おかゆなど20種類以上あるので、好みに応じて選べます。フリーズドライ食も水を加えて調理します。雑炊やシチューなどが販売されています。また、ユニバーサルデザインフードといって、「容易にかめる」「歯ぐきでつぶせる」「かまなくてよい」など料理の形状に応じて4段階表示をしている介護食もあるので、購入時の参考にしてください」
A子さん「どこで購入できますか?」
玉木氏「アルファ米やフリーズドライ食はホームセンターやアウトドア量販店で購入できるでしょう。また、ユニバーサルデザインフードは、ドラッグストアや大きめのスーパーにあると思います」
アルファ米
フリーズドライ食
レトルトパック食
A子さん「種類も味も多彩ですね。レトルトパック食なんかは、普段の食事でも活用できそうです」
玉木氏「非常食は、賞味期限を確認しながら定期的な入れ替えが必要になりますから、普段の食事にも取り入れられるといいですね。次週はいよいよ最終回です。介護の必要な人が受けられる、非難時や被災生活での支援について確認していきましょう」
玉木氏「非常食は、賞味期限を確認しながら定期的な入れ替えが必要になりますから、普段の食事にも取り入れられるといいですね。次週はいよいよ最終回です。介護の必要な人が受けられる、非難時や被災生活での支援について確認していきましょう」
最終回 要支援者が受けられる避難時・被災生活の支援
【玉木 貴(たまき・たかし)】
玉木さんの著書
駒草出版、2005年、¥1,575(税込)
被災生活で直面する食・住・衛生問題の実際と事前対策の知恵や、防災グッズ体験レポートなど、地震、水害、土砂災害の対応と対策について実態に基づいてまとめている。
- 防災対策についてもっと知りたい人のために
-
「市民防災ラボ」
ホームページ:http://bosailabo.jp/
玉木さんが運営する、家庭と地域での防災対策を提案するサイト。防災のポイントや防災グッズ使用体験レポートなど、役に立つ情報が満載。