今月の特集 家庭でできる! お口のケア
第3回 口腔ケアをやってみよう!〜口のなか編
前回のおさらい
前回は、口腔ケアの基本であるマッサージについて、ふれあい歯科ごとう代表の五島朋幸先生にお聞きしました。
頬や首・肩をマッサージすることで、口が開き、飲み込みや噛む筋肉がほぐれ、唾液が出てくるということがわかりました。いわば、口の外側のケアです。
では今回、口の内側のケアである、ブラッシングや歯茎のマッサージのコツを教えていただきましょう。
頬や首・肩をマッサージすることで、口が開き、飲み込みや噛む筋肉がほぐれ、唾液が出てくるということがわかりました。いわば、口の外側のケアです。
では今回、口の内側のケアである、ブラッシングや歯茎のマッサージのコツを教えていただきましょう。
用意するもの
*普段使っている歯ブラシ
*水を入れたコップ(洗面台に行けるなら、必要ありません)
*水をはき出してもらう受け皿(洗面器でOK。水を受けられればなんでもいいです。これも洗面台に行けるなら、必要ありません)
*水を入れたコップ(洗面台に行けるなら、必要ありません)
*水をはき出してもらう受け皿(洗面器でOK。水を受けられればなんでもいいです。これも洗面台に行けるなら、必要ありません)
歯を磨く
おとしよりのあごを上げすぎると誤嚥の危険がありますので、あごを持ち上げないように気をつけながらブラッシングしましょう。
一段落したら、水を含んでゆすいでもらいましょう。
おとしよりとコミュニケーションをとって、大丈夫そうであれば「ペッ」と強く吐き出してもらいます。痰をうまく吐く訓練になるからです。
歯茎を刺激する
歯みがきが終わったら、今度は歯茎をマッサージします。外側・内側とも全体を刺激していきましょう。強くする必要はありません。歯ブラシのヘッドを歯茎に直角に当て、小刻みにゆっくり左右させます。
麻痺があって舌の動きがスムーズに行かない方は、舌の付け根(舌根)辺りに食べ物の残りカスがたまっていることもあります。そうした残りカスは細菌繁殖の原因になりますので、取り除くようにしましょう。
麻痺があって舌の動きがスムーズに行かない方は、舌の付け根(舌根)辺りに食べ物の残りカスがたまっていることもあります。そうした残りカスは細菌繁殖の原因になりますので、取り除くようにしましょう。
舌のケアは?
若い人のあいだで、舌の白い汚れ(舌苔)をとるのが流行りましたが、本来やりすぎは禁物。からだに問題がなくてしっかり噛んでいる人は、あまり必要がありません。
おとしよりの場合、やるとしたら歯みがきのついでにやる程度で、絶対ではありません。舌の状態を観察しながら、行いましょう。
では次回、いろいろな歯ブラシについて詳しくご紹介します。ご期待ください。
おとしよりの場合、やるとしたら歯みがきのついでにやる程度で、絶対ではありません。舌の状態を観察しながら、行いましょう。
では次回、いろいろな歯ブラシについて詳しくご紹介します。ご期待ください。
第4回 口腔ケアをやってみよう!〜歯ブラシ編
- 五島先生をもっと知りたい人のために
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