今月の特集 介助者にやさしいクルマ
第3回 実際に乗ってみましょう!
先週は、福祉車両の種類を紹介しましたが、結局のところ、まずは実物を見てみないと、自分に合うものかどうかわかりません。特に障害の重い方ほど個別性が高く、自動車の機能に求める点も大きいため、触れてみることは大切です。
福祉車両に実際に乗ってみる、触れてみる方法としては、主に次の3つがありますが、身近なところで試してみましょう。
今月の特集では、トヨタ自動車株式会社フリート営業・特装部の泰松潤さんとトヨタハートフルプラザ東京の川合友継さんに、日々の介助を楽に行ううえで、介助者が使いやすいクルマについて、アドバイザーの視点からお話を伺いました。
その1「福祉車両のイベントに行く」
さまざまなメーカーの自動車をまとめてみることができる主な展示イベントとしては、東京国際福祉機器展HCR(東京・10月)やバリアフリー(大阪・4月)、ウェルフェア(名古屋・5月)、また障害児ファミリーを対象としたミプロキッズフェア(東京・7月、神戸・9月)等があります。
その他、各自動車メーカーが主催するものもあります。例えば、トヨタの展示施設「メガウェブ」では、ウェルキャブドライビングデーという試乗・相談会を毎月第2土曜日に行っています。その他いろいろありますので、インターネットなどで積極的に調べてみましょう。
その他、各自動車メーカーが主催するものもあります。例えば、トヨタの展示施設「メガウェブ」では、ウェルキャブドライビングデーという試乗・相談会を毎月第2土曜日に行っています。その他いろいろありますので、インターネットなどで積極的に調べてみましょう。
その2「自動車ショールームに行く」
もし自宅の近くに福祉車両を扱う自動車ショールーム、ディーラーがあれば、そこで見てみるのも良いでしょう。試乗もできますし、専門のスタッフに根ほり葉ほり聞いてみることもできます。試乗したい車種の希望などがあれば、事前に電話で予約をしてもいいでしょう。
トヨタでは全国10箇所の「トヨタハートフルプラザ」で福祉車両が常設展示されています。また、ホンダでは「オレンジディーラー」、日産では「ライフケアビークル認定店」、三菱自動車では「バリアフリーラウンジ」などで福祉車両を扱っています。
トヨタでは全国10箇所の「トヨタハートフルプラザ」で福祉車両が常設展示されています。また、ホンダでは「オレンジディーラー」、日産では「ライフケアビークル認定店」、三菱自動車では「バリアフリーラウンジ」などで福祉車両を扱っています。
その3「レンタカーを借りる」
何回か乗って試してみてからクルマを購入したい方、たまに遠出で車を使いたい方におすすめなのがレンタカーです。
これまでは、高齢者施設などを対象としたリース車(長期レンタル)が中心でしたが、最近では個人向けに小型車も充実してきていますので、参考にしてみてください。
なお、「トヨタレンタカー」の場合、通常の車と比べ、消費税が非課税となる車もあります(6時間5500円から)。
これまでは、高齢者施設などを対象としたリース車(長期レンタル)が中心でしたが、最近では個人向けに小型車も充実してきていますので、参考にしてみてください。
なお、「トヨタレンタカー」の場合、通常の車と比べ、消費税が非課税となる車もあります(6時間5500円から)。
「聞く」と「乗る」では大違い
今回の取材では、トヨタ自動車のご厚意により、「回転スライドシート車」「リフトアップシート車」「車いす仕様車」の3種類を体験することができました。実際に見て、乗って、座って、動かして、試してみるとその違いがよくわかります。また、障害の程度だけではなく、乗る人の身長や体重によっても自動車選びは変わります。居住性なども含めて体感されることをおすすめします。
来週は、気になる「購入費用」について紹介します。
来週は、気になる「購入費用」について紹介します。
第4回 でも、高いんでしょう?