衣服の工夫をしてみよう!
第2回 着やすさがアップする衣服のリフォーム術(1)
高齢になって体型が変わったり、身体的に障害が生じたりすると、既製服では着脱が難しくなることがあります。
今回は、着たり脱いだりすることを容易にする衣服のリフォームについて考えます。
今回は、着たり脱いだりすることを容易にする衣服のリフォームについて考えます。
アームホールを大きく、背幅を広く
麻痺、拘縮などの障害があると、肩や肘の関節可動域が狭くなってしまいます。そうなると、どうしても上衣を着たり脱いだりといった動作が難しくなってきます。特に、袖に腕を通すことがひと苦労です。
そんな時は、アームホール(袖の入口、腕をとおすところ)や背幅をアレンジしてみてはいかがでしょう。アームホールを大きく、背幅を広げることで袖通しがだいぶ楽になります。
そんな時は、アームホール(袖の入口、腕をとおすところ)や背幅をアレンジしてみてはいかがでしょう。アームホールを大きく、背幅を広げることで袖通しがだいぶ楽になります。
ポロシャツやTシャツのリフォーム
Tシャツやポロシャツなどは、伸縮性はあるので着やすいように思えますが、前あき部分が小さかったり、アームホールが比較的小さく、背幅も狭いので、肩や肘の関節に障害があると袖通しがしにくくなります。
そこで、多くの人は1サイズ大きいものを選択します。しかし、そのことにより肩が落ちたり、袖丈や着丈が長くなってしまいます。それを解決するために、以下のようにリフォームしてみてはいかがでしょうか。
そこで、多くの人は1サイズ大きいものを選択します。しかし、そのことにより肩が落ちたり、袖丈や着丈が長くなってしまいます。それを解決するために、以下のようにリフォームしてみてはいかがでしょうか。
ご協力いただいた方
渡辺聰子さん 山野美容芸術短期大学、高齢者・障がい者衣服研究家
もっと知りたい方におすすめ!
『あなたは服に満足していますか』
(著:岩波君代、渡辺聰子、大野淑子)、福祉技術研究所、2005年
※今回の特集では本書を引用・参考にしています。もっと詳しく知りたい方は、ぜひご参考にしてください。