今月の特集 認知症の方を支える場
最終回 通所介護施設 デイサービスセンター エンゼルヘルプ浅草[6階]
先週に続いて、デイサービスセンター エンゼルヘルプ浅草を紹介します。今回は6階の活動です。6階は主に食事をつくることを目的としたデイサービスです。今日のメンバーは7人、そのうち4人が認知症の方です。
その日のメニューは、その日に決める
さて、朝9時15分に送迎バスの第1便が到着し、バイタルチェック後、お風呂に入る人は順番に入っていきます。それ以外の方は、お昼ごはんのメニューについて話し合います。ここでは、職員がメニューを決めることはありません。その日のメンバーの話し合いで決まります。いろいろ話し合った結果、麻婆豆腐と酢豚をつくることになりました。
献立が決まった頃に第2便の人たちが到着しました。さあ、いよいよ準備に取り掛かります。2つのグループに分かれて、半分の人は今ある材料で下ごしらえをし、もう半分の人たちはバスに乗って、買い物に出かけます。
買い物班が戻り、材料がそろったところで、みんなで調理に取り掛かります。家庭の主婦だった人が多いので手際がとてもいいです。あっという間に野菜が刻まれていきます。
献立が決まった頃に第2便の人たちが到着しました。さあ、いよいよ準備に取り掛かります。2つのグループに分かれて、半分の人は今ある材料で下ごしらえをし、もう半分の人たちはバスに乗って、買い物に出かけます。
買い物班が戻り、材料がそろったところで、みんなで調理に取り掛かります。家庭の主婦だった人が多いので手際がとてもいいです。あっという間に野菜が刻まれていきます。
利用者の方は「料理をつくるのは楽しいし、集中していると腰の痛みが忘れられる」と笑顔で答えてくれました。
13時ごろ食事ができありました。みんなで協力してつくった食事はやっぱり美味しいです。
13時ごろ食事ができありました。みんなで協力してつくった食事はやっぱり美味しいです。
みんなで後片付けをした後は、少し長めに食休みをとり、ゆっくり過ごしました。そして、15時15分に第1便の方がご自宅に帰りました。
その後、残った第2便の方は、おしゃべりをしたり、軽く体操を行って体を動かしました。日によっては、おやつを作ることもあるそうです。
16時半、第2便の方々も笑顔で帰宅されました。
その後、残った第2便の方は、おしゃべりをしたり、軽く体操を行って体を動かしました。日によっては、おやつを作ることもあるそうです。
16時半、第2便の方々も笑顔で帰宅されました。
顔見知りのメンバーと、自分のペースで
デイサービスでよく行われるような大人数でのグループ活動は、認知症の人には難しかったり、不安になったりする場合があります。ここは認知症専門のデイサービスではありませんが、7人という小さいグループ(定員は10名)で、しかも顔見知りのメンバーとスタッフという気心の知れたグループの中で、みなさんいきいきと時間を過ごしていました。
認知症のあるなしに関わらず、自分でできることは自分で行い、できない人がいたら助けてあげる。そのような関わりを自然と促しているスタッフの方々。さすが専門職だと思いました。
認知症のあるなしに関わらず、自分でできることは自分で行い、できない人がいたら助けてあげる。そのような関わりを自然と促しているスタッフの方々。さすが専門職だと思いました。
- デイサービスセンターエンゼルヘルプ浅草
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東京都台東区浅草7-5-4
電話03-5808-0755 ファクス03-5808-0757
http://www.enzeru.co.jp