第56回 乗用車に乗る際の介助方法(2)〜片麻痺編〜
読者の皆さん、こんにちは。
今回は乗用車に乗る介助方法の2回目です。片麻痺の介助方法を紹介・解説します。
今回は乗用車に乗る介助方法の2回目です。片麻痺の介助方法を紹介・解説します。
被介助者の状態像
片麻痺の人、車いすを利用している人、麻痺はないが足に力が入らない状態の人
介助方法
※被介助者は左麻痺とし、車いすからの移乗とします。
・車いすは、被介助者が立ち上がった際に(車の)座席にお尻が着地できる程度にします。
・介助者は被介助者の左側(麻痺側)に立ちます。
・介助者は被介助者の車体に近いほうの足(写真では右足/進行方向側の足)を半歩前に出します。 ※詳細は第13回を参照してください
・介助者は被介助者の左側(麻痺側)に立ちます。
・介助者は被介助者の車体に近いほうの足(写真では右足/進行方向側の足)を半歩前に出します。 ※詳細は第13回を参照してください
・介助者は左手を被介助者の麻痺側の手がブラブラしないよう、手の上から軽く支えます。拘縮等ある場合は、無理に伸ばす必要はありません。
・介助者は被介助者のお尻が持ち上がってきたら、被介助者に座席等に手を着く(つかむ)ように声をかけます。
・(車の)座席にお尻が着いたら、座りが浅くないかを確認します。座りが浅いと、この後に足を車内に入れた際に、お尻がズレ落ちる可能性があります。
・介助者は被介助者の健側(右足)の足を車内に入れるよう、必要に応じて声をかけます。
・介助者は被介助者の健側(右足)の足を車内に入れるよう、必要に応じて声をかけます。
・この状態では座位が安定しないので、お尻の位置が座席の中央にくるように介助します(第55回参照)。
・着席完了です。
・着席完了です。
撮影協力:
・まんてん堂ひょうご湊(神戸市兵庫区)
・藤原 直子 (株)ベストウエル ベストケア神戸(神戸市中央区)
・木村 恵美 まんてん堂すま飛松(神戸市須磨区)
・まんてん堂ひょうご湊(神戸市兵庫区)
・藤原 直子 (株)ベストウエル ベストケア神戸(神戸市中央区)
・木村 恵美 まんてん堂すま飛松(神戸市須磨区)