第4回 起き上がり介助(3)
皆さん、こんにちは。
今回は前回に引き続き、ベッドに寝ている状態からベッドサイドに座るまでの介助方法を考えます。第1回で紹介した寝返りの介助方法等を活かしながら、2段階に分けて行う方法です。
ポイント:寝返り介助で横を向き、足を先に降ろす!
<被介助者の動き>
(1)仰向けの状態で寝ている。身体の力を抜いて介助者に任せます。
(2)可能であれば両膝を立てて、山を作ります(寝返り介助や前回と同様です)。
<介助者の動き>
(1)仰向きの状態の被介助者に寝返りの介助を行います(介助方法は第1回参照!)。
※介助者はベッド上に片膝を乗せるなどしましょう!
(2)介助者の立つ位置を決めます。被介助者の肩と膝の間あたり(被介助者が最終的にベッドサイドに座ることを前提として、座った際に身体をしっかり支えられる位置を見つけてください)。
(3)介助者の構え方は、左足はベッドにつけるぐらい近づき、右足は外側に開きます。
(右足は(5)の写真のような開き程度でも大丈夫でしょう)
※右足を開いて構えるのは、最終的に座った被介助者を支えやすくするためです。
今回は前回に引き続き、ベッドに寝ている状態からベッドサイドに座るまでの介助方法を考えます。第1回で紹介した寝返りの介助方法等を活かしながら、2段階に分けて行う方法です。
ポイント:寝返り介助で横を向き、足を先に降ろす!
<被介助者の動き>
(1)仰向けの状態で寝ている。身体の力を抜いて介助者に任せます。
(2)可能であれば両膝を立てて、山を作ります(寝返り介助や前回と同様です)。
<介助者の動き>
(1)仰向きの状態の被介助者に寝返りの介助を行います(介助方法は第1回参照!)。
※介助者はベッド上に片膝を乗せるなどしましょう!
(2)介助者の立つ位置を決めます。被介助者の肩と膝の間あたり(被介助者が最終的にベッドサイドに座ることを前提として、座った際に身体をしっかり支えられる位置を見つけてください)。
(3)介助者の構え方は、左足はベッドにつけるぐらい近づき、右足は外側に開きます。
(右足は(5)の写真のような開き程度でも大丈夫でしょう)
※右足を開いて構えるのは、最終的に座った被介助者を支えやすくするためです。
※両足を降ろすのと上半身を起こすのは、同時ではありません! 足を降ろすのが先です!
【その理由】
足を降ろさずに横向きの状態で上半身を持ち上げようとしても、起こすことは無理だからです。
福祉用具ワンポイント講座(1)
介護ベッドはリクライニングや高さ調整などができる便利な用具です。しかし、使う側(被介助者)にとっては、ベッドの高さが高すぎると足がつかず前に倒れてしまう危険が、逆に低いと腰(おしり)が沈んで立ちあがりにくくなります。そのため、介助者が高さ調整の機能を有効に利用した後、元の位置(被介助者が立ち上がるのに最も適した高さに戻すことが、被介助者の自立においても重要になります。しかし、同じ位置に目測で戻すのは結構難しいものです。
撮影協力:メッセコミュニティケアセンターつつじ野(兵庫県加古川市)