第17回 車いすからベッドへの移乗介助(9)〜まとめ〜
これまで8回にわたり、車いすからベッドへの移乗介助について解説してきました。
今回は、これまでの貝塚式介助方法のまとめです。
今回は、これまでの貝塚式介助方法のまとめです。
ポイント1 半歩(一歩)足を前に出す!
ベッドから車いすに移乗する場合(これまでの解説は車いすからベッドでした)は、車いすに近い方の足を麻痺等に関係なく半歩出せばよいのです。
ポイント2 車いすにもたれた被介助者の上体を迎えにはいかない!
(被介助者の)上体が車いすの背もたれにもたれかかっている場合は(全介助の場合)、迎えにいくような動作はやめましょう。迎えに行く動作は、介助者が腰を曲げる角度を増すだけなので、負担がかかります。被介助者自ら前傾姿勢になってもらうか、背中に手を当て被介助者を前かがみの姿勢をとった後、移乗動作または介助動作の構えに移ると、負担が軽減します。
ポイント3 背中に手を回しすぎない!
ポイント4 介助者の足は極力ベッドに近い位置に
ポイント5 車いすは極力角度をつけない!
ベッドサイドに対して極力角度をつけないことが、貝塚式介助方法では大変重要です!(詳細は第9回参照)
以上、5つ要点を挙げました。こうした点を再確認しながら、介助方法を自分のものにしていってください。
次回からは「食事中の姿勢等」について解説していきます。
撮影協力:
○まんてん堂 ひょうご湊(神戸市兵庫区)
○(株)ベストウエル ベストケア神戸(神戸市中央区)
以上、5つ要点を挙げました。こうした点を再確認しながら、介助方法を自分のものにしていってください。
次回からは「食事中の姿勢等」について解説していきます。
撮影協力:
○まんてん堂 ひょうご湊(神戸市兵庫区)
○(株)ベストウエル ベストケア神戸(神戸市中央区)