第50回 片麻痺の衣類着脱の介助(2)〜自立・基礎編(1)〜
読者の皆さん、こんにちは。
今回は、片麻痺の衣類着脱の2回目です。自分自身で着替えを行う場合の手順(自立・基礎編)で、ズボンの着脱場面を解説します。
今回は、片麻痺の衣類着脱の2回目です。自分自身で着替えを行う場合の手順(自立・基礎編)で、ズボンの着脱場面を解説します。
被介助者の状態像
片麻痺で立位および立位保持ができる人
準備するもの等
・ベッドサイドに座っている場合
サイドレール(ベッド柵)があれば用意する。
※ベッド本体の高さが、被介助者が両足を着地できる状態である必要があります。
・椅子に座っている場合
椅子をもう一脚用意する(衣類を置いておくため)。
サイドレール(ベッド柵)があれば用意する。
※ベッド本体の高さが、被介助者が両足を着地できる状態である必要があります。
・椅子に座っている場合
椅子をもう一脚用意する(衣類を置いておくため)。
着脱の手順(設定:左麻痺/椅子に座って行う)
・着替える洋服等を用意し、すぐに取れるよう椅子の上に置いておきます。
・頭を下げずに、楽な姿勢を保ちながら、麻痺足の裾を脱ぎます。
※上半身を前に倒すような姿勢は、身体のバランスを崩し倒れる可能性があるからです
※上半身を前に倒すような姿勢は、身体のバランスを崩し倒れる可能性があるからです
ポイント
ズボンの着脱時は、麻痺足を健足の上に乗せて、足を組んでから脱ぐ!はく!
【はく】
・健側の手でズボンを持ち、表裏の確認をします
・健側の手でズボンを持ち、表裏の確認をします
・健側の手で麻痺足を持ち上げ、足を組みます(脱いだ際に、組んだままでも良いです)
※ズボンがゴム式のものであれば、手を放しても大丈夫です。
※立ち上がる前にズボンの裾を踏んでいないか確認しましょう。
○撮影協力:
古川 昌義(満快のふる郷 さくら東苗穂 ホーム長)
古川 昌義(満快のふる郷 さくら東苗穂 ホーム長)