第46回 入浴の介助(8)〜介助者が2人の場合(1)〜
読者のみなさん、こんにちは。
今回は介助者が2人で行う場合の入浴介助の方法を解説します。
今回は介助者が2人で行う場合の入浴介助の方法を解説します。
被介助者の状態像
下半身の麻痺等により立位が困難な人、座位が不安定な状態の人、介助者が1人だと不安を感じる人 など
介助の基本
介助者が2人いる場合は、2人が同じ動きをしないように気を付けます。
介助の方法
○浴槽の横にシャワーチェアを付けて座り、身体を洗うなどします。
※身体を洗った後、被介助者はシャワーチェアで座位をとっています。
※身体を洗った後、被介助者はシャワーチェアで座位をとっています。
○【介助者B】が被介助者の座位を浴槽縁にずらします。
※介助者Aは被介助者を支えた状態を維持しています。
※介助者Aは被介助者を支えた状態を維持しています。
※足を入れる際、介助者は膝下をすくうように持ち上げます。
※浴槽側に上体が傾かないように気を付けます。
ワンポイント:なぜ、リクライニングにしたほうがよいのか?
上体が前かがみになっている、お腹が出ている等の状態にある人は、足を挙げる際に苦痛等を伴う場合があります。上体を少しリクライニング状態にすることで、その苦痛等が緩和できるのです。
○【介助者A】はそのまま、浴槽内にずれ落とすように被介助者の上体を浴槽内に入れます。
○【介助者A】はそのまま浴槽内に残り、両膝で背中を支えるようにし、被介助者の座位の安定に努めます。
※介助者Aが後方で支えることが不要な場合は、介助者Bが被介助者の身体を支えている間に、洗い場に出ます
なお、介助の準備や介助の流れは一人での介助方法と同様ですので、前回までを参照してください。
なお、介助の準備や介助の流れは一人での介助方法と同様ですので、前回までを参照してください。
撮影協力:
○満快のふる郷 さくら東苗穂(札幌市東区)
○大戸 淳(さくら千歳 ホーム長)
○西田 直史(さくら東苗穂 主任)
○田上 幸輔(さくら発寒 副主任)
○満快のふる郷 さくら東苗穂(札幌市東区)
○大戸 淳(さくら千歳 ホーム長)
○西田 直史(さくら東苗穂 主任)
○田上 幸輔(さくら発寒 副主任)