第41回 入浴の介助(4)~バスボードを使った入浴介助(2)~
読者の皆さん、こんにちは。
今回は前回の続きで、バスボードを使った入浴介助の2回目です。
浴槽から洗い場に出るまでの介助および動作について解説します。
今回は前回の続きで、バスボードを使った入浴介助の2回目です。
浴槽から洗い場に出るまでの介助および動作について解説します。
介助時の状態
浴槽にしゃがみこみ、浸かっている状態からの解説です。
浴槽に浸かっている際の姿勢は、浴槽の底にお尻をつけ、両足でバランスを保つことなどにより、座位は安定します。被介助者が片麻痺であれば、座位のバランスを維持しづらく、お尻が前方(足元側)にずれてしまうことがあります。お尻がずれることで場合によっては溺れてしまう可能性もあるので、浴槽内での座位の安定に気をつける必要があります
※この点については次回以降に補足します。
浴槽に浸かっている際の姿勢は、浴槽の底にお尻をつけ、両足でバランスを保つことなどにより、座位は安定します。被介助者が片麻痺であれば、座位のバランスを維持しづらく、お尻が前方(足元側)にずれてしまうことがあります。お尻がずれることで場合によっては溺れてしまう可能性もあるので、浴槽内での座位の安定に気をつける必要があります
※この点については次回以降に補足します。
介助者の動き(写真は左麻痺の想定です)
・(必要時)被介助者の座位を後方に引き寄せ、座位の安定を図ります。
・(必要時)被介助者が体育座りの状態になる際に、麻痺足の足を引き寄せます。
・(必要時)被介助者が体育座りの状態になる際に、麻痺足の足を引き寄せます。
・バスボードを持ち、設置します。
※一度外したバスボートは手の届くところに置いておきます。この際も、被介助者から目を離さないようにします。
・被介助者がバスボードに座った際に、お尻が滑り落ちないか・(浴槽内の)足が滑らないか気をつけます。
・被介助者が浴槽の縁をまたぐ際に、浴槽側に身体が倒れないように気をつけます。
※必要時、身体を支えるなどを行います。ただし、健側の腕や手は触らないように気をつけます。
※必要時、身体を支えるなどを行います。ただし、健側の腕や手は触らないように気をつけます。
被介助者の動き
・両足を身体に近づけるように引き寄せます(体育座り)。
※片方の足が曲がらないようであれば、曲がる方だけでよいです。
・立ち上がります。
※この状態の際、被介助者は後ろが見えないので、介助者のバスボード設置の合図が出た後に動きます。
・麻痺側(左足)の足を健側の手ですくうように持ち上げ、浴槽をまたぎます。
・シャワーチェアに移動します。
ワンポイント
安全に立ち上がる為にも、お尻の位置を後方に戻して座位を安定させてから、足をなるべく身体に近づけるよう引き寄せましょう!
撮影協力:
○まんてん堂 ひょうご湊(神戸市兵庫区)
○(株)ベストウエル ベストケア神戸(神戸市中央区)
○まんてん堂 ひょうご湊(神戸市兵庫区)
○(株)ベストウエル ベストケア神戸(神戸市中央区)