第44回 入浴の介助(7)〜介助が必要な場合の入浴介助(2)〜
読者の皆さん、こんにちは。今回は介助を必要とする入浴介助で、浴槽から出る場面からの解説です。
準備等
入浴時、シャワーチェアを浴槽の縁につけるように設置しましたが、浴槽内に被介助者が入った後も動かすことなく、そのままにしておきます。
介助者の動き
・介助者は浴槽内に入ります。
・被介助者のお尻の位置を後方(背中を着けている浴槽の壁側)に引き戻します。浴槽内に浸かっている身体が足元にずれている場合があるからです。
・被介助者のお尻の位置を後方(背中を着けている浴槽の壁側)に引き戻します。浴槽内に浸かっている身体が足元にずれている場合があるからです。
※ | お湯が入っている浴槽内での動きですから、力もいらず簡単に元の位置に引き戻せます。ただし、介助者は腰を曲げるため、腰に負担がかからないようにし、足元が滑らないように気をつけましょう。 |
・被介助者がシャワーチェアを見られるように、両脇の下に手を差し入れ構えます。
ワンポイント!
真上に持ち上げるのではなく、(体育座りの状態ですが)被介助者の上体をやや前に倒すように持ち上げましょう!
真上に持ち上げてしまうと、介助者の腰に負担がかかります(次回補足します)。
・被介助者の上体を支えながら、洗い場に出ます。
撮影協力:
○満快のふる郷 さくら東苗穂(札幌市東区)
○西田 直史、矢部 実(さくら東苗穂職員)
○満快のふる郷 さくら東苗穂(札幌市東区)
○西田 直史、矢部 実(さくら東苗穂職員)