第20回 食事の介助方法(3) 〜椅子に座って食べよう!〜
読者のみなさん、こんにちは。新春2回目の連載です。
さて、前回まで被介助者が車いすに座った状態での食事、介助者が立った状態での食事介助には危険があるので、やめたほうがよいとお伝えしました。やはり椅子に座って(移って)食べるのが良いでしょう。そのためには安定した座位の確保が必要です。
さて、前回まで被介助者が車いすに座った状態での食事、介助者が立った状態での食事介助には危険があるので、やめたほうがよいとお伝えしました。やはり椅子に座って(移って)食べるのが良いでしょう。そのためには安定した座位の確保が必要です。
安定した座位の確保の必要性
足が床に着かない時のワンポイント
踏み台を活用して両膝がお尻の位置より高くならない程度に、両足裏が着地できるよう高さ調整を行います。市販されており、ホームセンターなどでは数種類取り扱っているでしょう(写真の踏み台は1,500円程度の市販品です)。施設では職員が自前で日曜大工がてら作っているところもあります。
また、身近な物を活用する方法もあります。たとえば、不要になった厚みのある電話帳などにガムテープを巻くなどしても、効果は踏み台と同じです。足の大きさや足を置く位置等、人それぞれ違うので、どの程度の大きさにするかは考える必要があります。特段の麻痺等がなければ、肩幅程度の横幅の物であれば十分です。
踏み台等の注意点
踏み台(踏み台代わりの物)そのものが床に置いた際に滑りやすい場合があります。100円ショップなどでも売っている滑り止めシート等を床に敷いてから踏み台等を置くとより安定するでしょう。
撮影協力:
○まんてん堂ひょうご湊(神戸市兵庫区)
○(株)ベストウエル ベストケア神戸(神戸市中央区)
撮影協力:
○まんてん堂ひょうご湊(神戸市兵庫区)
○(株)ベストウエル ベストケア神戸(神戸市中央区)