第22回 車いすの介助(1)〜車いすの取り扱い〜
読者のみなさん、こんにちは。
今回からは「車いすの介助」について考えていきます。まずは、車いすの活用や取り扱いについてです。
今回からは「車いすの介助」について考えていきます。まずは、車いすの活用や取り扱いについてです。
車いすの重要性
家庭や施設を問わず、車いすは幅広く多くの被介助者等が日々の生活の中で活用している福祉用具です。「一人で歩いて外出するはなかなか困難」「“旅行や遠出をする時に歩けるか心配」「病院に行きたいが腰が痛くて歩けそうにない」「ベッドから食卓までの間の移動時の歩行が無理」……など利用する事情は多岐にわたり、歩行の不安定等で外出等をあきらめていた方も多いのではないでしょうか。
そんな時、介助者がいるから外出等ができるという安心と同時に、移動手段として大きな役割を果たしてくれるのが「車いす」です。介助する側の大変さはありますが、車いすを使用することで、被介助者の生活範囲は広くなり、生活する意欲も増してくるといえるでしょう。そんな大きな役割を担うのが車いすなのです。
そんな時、介助者がいるから外出等ができるという安心と同時に、移動手段として大きな役割を果たしてくれるのが「車いす」です。介助する側の大変さはありますが、車いすを使用することで、被介助者の生活範囲は広くなり、生活する意欲も増してくるといえるでしょう。そんな大きな役割を担うのが車いすなのです。
車いすの消耗と被介助者の不安
使用する頻度等によって違いはありますが、車いすは長く使えばタイヤが摩耗しますし、車体も傷んできます。これは仕方のないことです。そのことを理解した上で、被介助者も介助者も安心して使用することを望んでいるのではないでしょうか。
消耗する中で一番の心配は、「タイヤが摩耗することにより、ブレーキの効きが悪くなる」ことです!(タイヤの空気量が少ないと、同じくブレーキの効きが悪くなります)ブレーキの効きが悪くなれば、被介助者が座る際、立ち上がる際に(ほんの少しでしょうが)動いて(ズレて)しまうことが考えられます。このズレが被介助者に不安を生じさせる場合があります。
また、家の中や施設内であれば、平らな場所が多いのでブレーキの効き具合は気にならないかもしれませんが、外では平らな場所(道路や歩道)はないといってよいでしょう。傾斜のついた場所が多く、車体が傾き被介助者の座位が不安定となり、座っていても落ち着かないことがあるのです。
消耗する中で一番の心配は、「タイヤが摩耗することにより、ブレーキの効きが悪くなる」ことです!(タイヤの空気量が少ないと、同じくブレーキの効きが悪くなります)ブレーキの効きが悪くなれば、被介助者が座る際、立ち上がる際に(ほんの少しでしょうが)動いて(ズレて)しまうことが考えられます。このズレが被介助者に不安を生じさせる場合があります。
また、家の中や施設内であれば、平らな場所が多いのでブレーキの効き具合は気にならないかもしれませんが、外では平らな場所(道路や歩道)はないといってよいでしょう。傾斜のついた場所が多く、車体が傾き被介助者の座位が不安定となり、座っていても落ち着かないことがあるのです。
車いすを取り扱う際のその他の心配事
家庭内や施設において、「畳のめが切れてしまっている」「じゅうたんがすれて白くなっている」「タイヤ痕で床が黒くなっている」など、車いすの取り扱いが原因で起こるような光景がよく見られます。特に家庭内では、畳の部屋、カーペットやじゅうたん敷の家も多いことでしょう。大切な家が傷むように感じる方もいるのではないでしょうか。
こうした心配事や傷みは、車いすの広げ方・たたみ方一つで軽減されていきます。
次回は、車いすの広げ方・たたみ方について解説をします。
撮影協力:
○まんてん堂 ひょうご湊(神戸市兵庫区)
○(株)ベストウエル ベストケア神戸(神戸市中央区)
○NPO法人 泉南ドリーム(大阪府泉南市)
こうした心配事や傷みは、車いすの広げ方・たたみ方一つで軽減されていきます。
次回は、車いすの広げ方・たたみ方について解説をします。
撮影協力:
○まんてん堂 ひょうご湊(神戸市兵庫区)
○(株)ベストウエル ベストケア神戸(神戸市中央区)
○NPO法人 泉南ドリーム(大阪府泉南市)