第53回 片麻痺でも一人で可能な生活動作(2)
読者の皆さん、こんにちは。
今回は前回に引き続き、片麻痺でも一人でできる生活動作を紹介します。
今回は前回に引き続き、片麻痺でも一人でできる生活動作を紹介します。
ネクタイを締める
片麻痺になった場合、ネクタイを緩めることはできても、締めることが困難となります。そこで、実際に市販されている機能的なネクタイを紹介します
≪紐タイプ(1)≫
結び目はすでにできています。首周りに通す部分が(ループ状に)紐になっています。一度、紐を緩めてから、頭を通しシャツの襟下(首)に掛けます。結び目をシャツの中央に合わせ、ネクタイ(の大剣・太い方)の後ろにある紐を引っ張ることで締めます
≪紐タイプ(2)≫
≪フックタイプ≫
一番簡単なタイプかもしれません。結び目はすでにできています。首に通すネクタイや紐などは付いていません。ネクタイの結び目の裏に小さなフックが取り付けられています。シャツの第1ボタンを絞めた後、ネクタイのフックを襟元に引っ掛けるだけです。
シャツの袖口
片麻痺であれば、麻痺側の袖のボタンを留めることはできますが、健側(麻痺ではない側)のボタンは留めるのは至難の業です。袖口にゆとりがあるものであれば、始めからボタンを留めた状態で腕を通すことで解決するでしょう。もし、袖口が狭ければ、(家族やヘルパー等が)袖口のボタン位置を付け替えるなどのプチリフォームにより、片麻痺でもシャツを着ることが可能となるでしょう。