国家試験を突破して晴れて社会福祉士の資格を取得した皆さんに、効果的な勉強法や仕事をしながら勉強を続けるコツ、資格を仕事に活かす展望などについてうかがいました。
第59回 米倉 麻衣子さん
社会福祉法人
米倉さんが使った参考書など
2012社会福祉士国家試験過去問解説集 第21回−第23回全問完全解説
社団法人日本社会福祉士養成校協会=編集
中央法規出版
社団法人日本社会福祉士養成校協会=編集
中央法規出版
社会福祉士・精神保健福祉士受験ワークブック2012【共通科目編】
社会福祉士・精神保健福祉士受験ワークブック編集委員会=編集
中央法規出版
社会福祉士・精神保健福祉士受験ワークブック編集委員会=編集
中央法規出版
社会福祉士受験ワークブック2012【専門科目編】
社会福祉士受験ワークブック編集委員会=編集
中央法規出版
社会福祉士受験ワークブック編集委員会=編集
中央法規出版
2012社会福祉士国家試験過去問 一問一答+α【専門科目編】【共通科目編】
社団法人日本社会福祉士養成校協会=編集
中央法規出版
社団法人日本社会福祉士養成校協会=編集
中央法規出版
五訂 社会福祉用語辞典
中央法規出版編集部=編
中央法規出版
中央法規出版編集部=編
中央法規出版
【対策講座】
・LEC
・大阪府社会福祉士会
・大阪府社会福祉士会
米倉さんの合格までの道のり
日程 | 勉強内容など | ||
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2011年 | 8月 夏休み期間 |
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9月 |
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10月 |
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11月 |
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12月 |
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2012年 | 1月 |
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1月29日 |
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3月 |
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◎米倉さんが考える必勝3か条
- 1.常識的に考えることを軸にする
- 2.自分の勉強ペースを崩さない(周囲に流されない)
- 3.苦手な科目は「1点取れればいい」という気持ちで臨む
社会福祉士を目指した理由
母親が特別支援学校や特別支援学級の教師をしていため、幼い頃から障害をもった方と関わりをもつ機会がありました。そんななか、「将来は福祉の道に進みたい」と漠然と考えていましたが、当時は「福祉=介護」という知識しかありませんでした。しかし、高校生の時に色々な大学や職業を調べていくうちに、「社会福祉士」という資格があることを知り、社会福祉士と介護福祉士を同時に目指すことにしました。
具体的な勉強法
家では集中することができなかったので、主に大学で勉強をしていました。国家試験対策講座がある日は講座内で勉強をして、ない日はゼミの研究室や食堂で、『用語辞典』 や講座の参考書を覚えたり、『+α 一問一答』 を解いたりしていました。
試験が近づくにつれて気をつけたことは、「常識的に考える」ということでした。歴史などは暗記すれば良いのですが、その他の現在の法律やすべての科目の内容を暗記でカバーすることは難しかったので、問題や選択肢を読んで「常識的に考えたら、この場合はこれが当てはまるかな」という考え方で問題を解いていきました。もちろん、自分の考えが間違っている場合もあるので、答え合わせの時に解説などを読んで、考え方をまとめていきました。
試験が近づくにつれて気をつけたことは、「常識的に考える」ということでした。歴史などは暗記すれば良いのですが、その他の現在の法律やすべての科目の内容を暗記でカバーすることは難しかったので、問題や選択肢を読んで「常識的に考えたら、この場合はこれが当てはまるかな」という考え方で問題を解いていきました。もちろん、自分の考えが間違っている場合もあるので、答え合わせの時に解説などを読んで、考え方をまとめていきました。
試験前日や当日に気をつけたこと
直前の勉強は、『過去問解説集』では過去問が3年分収載されていたので、試験日前の3日間で1日ずつ解いていきました。時間も本番に合わせて午前と午後に分けました。
当日は参考書を一応持って行きましたが、行き電車の中で周りに何人か試験を受ける人が本を見ていたので、周りに呑まれないように好きな音楽を聴いて目を閉じていました。大学でまとめて申込みをしていたため、試験会場では友達と席を並べて座ることができ、リラックスして試験に臨むことができました。
当日は参考書を一応持って行きましたが、行き電車の中で周りに何人か試験を受ける人が本を見ていたので、周りに呑まれないように好きな音楽を聴いて目を閉じていました。大学でまとめて申込みをしていたため、試験会場では友達と席を並べて座ることができ、リラックスして試験に臨むことができました。
合格後の私
現在は介護福祉士として働いていますが、将来は社会福祉士の資格を活かした職に就きたいと考えています。資格をもっているといっても法律やその内容を忘れてしまったり、法律や制度自体が変わることもあるので、専門職としての役割を果たすことができるように勉強を重ねていきたいと思います。
これから受験される方へ
学校に通っている方は、周りの友達と勉強方法について話す機会などがあり、それによって自分のペースが乱れて焦ってしまうこともあると思います。まずは自分に合った勉強方法を見つけて、友達の方法で参考になるものがあれば自分の中に取り入れ、周りと程よい距離感で進めていくことをおすすめします。
また先にも話しましたが、暗記でカバーできない部分は「常識的に考えること」を軸にすると、試験本番でも意外にも解くことができます。しかし、試験後は内容を忘れてしまいがちであるという点がデメリットですが、勉強は後からいくらでもできるので、まずは試験に合格することを目指す方にはおすすめの方法です。
また先にも話しましたが、暗記でカバーできない部分は「常識的に考えること」を軸にすると、試験本番でも意外にも解くことができます。しかし、試験後は内容を忘れてしまいがちであるという点がデメリットですが、勉強は後からいくらでもできるので、まずは試験に合格することを目指す方にはおすすめの方法です。