国家試験を突破して晴れて社会福祉士の資格を取得した皆さんに、効果的な勉強法や仕事をしながら勉強を続けるコツ、資格を仕事に活かす展望などについてうかがいました。
第6回 五月女やよいさん
デイサービスセンターすみれ 相談員<br />社会福祉士
五月女さんが使った参考書
社会福祉士国家試験模擬問題集
社団法人日本社会福祉士会=編集
中央法規出版
社団法人日本社会福祉士会=編集
中央法規出版
過去問・社会福祉士国家試験対策
社会福祉士国家試験研究フォーラム=著
秀和システム
社会福祉士国家試験研究フォーラム=著
秀和システム
福祉小六法
社会福祉法人大阪ボランティア協会=編集
中央法規出版
社会福祉法人大阪ボランティア協会=編集
中央法規出版
社会福祉用語辞典
中央法規出版編集部=編
中央法規出版
中央法規出版編集部=編
中央法規出版
国民の福祉の動向
財団法人厚生統計協会=編集
財団法人厚生統計協会
財団法人厚生統計協会=編集
財団法人厚生統計協会
五月女さんの合格までの道のり
福祉の世界に興味をもって
訪問リハビリテーションのコーディネーターをしていたときに福祉の世界に興味をもち、「もっと福祉のことについて学びたい」「もっと介護保険などの制度について学びたい」…そんな思いから社会福祉士の国家試験を受験しようと志した五月女さん。見事、一度目の受験で合格し、今は、半年ほど前から勤め始めたデイサービスセンターの相談員として活躍されています。
そんな五月女さんから、受験勉強についてのお話を聞かせていただきました。
そんな五月女さんから、受験勉強についてのお話を聞かせていただきました。
問題を解くことがベース
「私の場合は、通信講座で勉強しながら、まずは過去問や模擬問題集を使って問題を解くことから始めました。解けなかった問題があれば、その問題と解答をノートに写し、空いた時間は常にそのノートを見るようにしていました。また、疑問の残った部分やわからなかったことはすぐにインターネットなどで調べて理解するようにし、ただ丸暗記をするのではなく、一つひとつのことをしっかりと理解しながら次に進むようにしました。
ある程度、手元の過去問や模擬問題集の問題を解き、ノートに写し終えたのが試験の一か月半ほど前。あとは、本番形式で時間を計りながら問題を解いたり、一度終えた問題集を再び解くといったことをしました。
『福祉小六法』や『国民の福祉の動向』は、勉強を始めた当初から購入してありましたが、最初の頃はほとんど使いませんでした。しかし、後半になるにつれ、わからないことや疑問点を理解するのに、大変役に立ちました」
ある程度、手元の過去問や模擬問題集の問題を解き、ノートに写し終えたのが試験の一か月半ほど前。あとは、本番形式で時間を計りながら問題を解いたり、一度終えた問題集を再び解くといったことをしました。
『福祉小六法』や『国民の福祉の動向』は、勉強を始めた当初から購入してありましたが、最初の頃はほとんど使いませんでした。しかし、後半になるにつれ、わからないことや疑問点を理解するのに、大変役に立ちました」
周囲の人たちに支えられて
「勉強は、平日は3時間程度、休日は5時間程度がんばりました。試験が近づき、一か月ほど前になると、近くの図書館に半日ぐらいこもって勉強していました。家事と仕事と勉強をすべて両立させるのは、なかなか大変なことでした。
通信講座で勉強していたこともあり、周りに社会福祉士の受験を目指している人が全然いなかったため、孤独を感じてしまうこともありました。人と情報交換ができないので、例えば法改正などの新しい情報にもうとくなってしまい、過去問を解くときに古い制度と新しい制度が混乱するようなことがたびたびあって苦労しました」
それでも途中でくじけずに勉強を続けることができたのは、職場の人たちや旦那さんの理解と協力のおかげと五月女さんは言います。
「受験することは、職場の人たちに伝えました。すると、いろいろと協力をしてくれる人たちが出てきてくれ、みんなで助けてくれました。また、社会福祉士の国家試験ではありませんでしたが、医療関係の国家試験の受験を控えている人がいて、試験についていろいろとアドバイスをしてくれたことも大きな励みになりました。ただ、「合格したらお祝いしよう!」などとみんなで盛り上げてくれたことはとても嬉しかったのですが、反面、ちょっとプレッシャーでもありました。でも、総じてメリットのほうが大きかったと思います。そして、やはり夫が全面的にバックアップしてくれたことに大きく助けられました」
通信講座で勉強していたこともあり、周りに社会福祉士の受験を目指している人が全然いなかったため、孤独を感じてしまうこともありました。人と情報交換ができないので、例えば法改正などの新しい情報にもうとくなってしまい、過去問を解くときに古い制度と新しい制度が混乱するようなことがたびたびあって苦労しました」
それでも途中でくじけずに勉強を続けることができたのは、職場の人たちや旦那さんの理解と協力のおかげと五月女さんは言います。
「受験することは、職場の人たちに伝えました。すると、いろいろと協力をしてくれる人たちが出てきてくれ、みんなで助けてくれました。また、社会福祉士の国家試験ではありませんでしたが、医療関係の国家試験の受験を控えている人がいて、試験についていろいろとアドバイスをしてくれたことも大きな励みになりました。ただ、「合格したらお祝いしよう!」などとみんなで盛り上げてくれたことはとても嬉しかったのですが、反面、ちょっとプレッシャーでもありました。でも、総じてメリットのほうが大きかったと思います。そして、やはり夫が全面的にバックアップしてくれたことに大きく助けられました」
実践に役立つ資格
こうして、見事合格された五月女さん。最後に、当時を振り返りながらこう語ってくれました。
「通信講座で一度挫折しそうになり、卒業自体を諦めようと思ったこともありました。しかし、ギリギリでレポートを提出してなんとか卒業することができ、すぐに受験日を迎え、バタバタの大忙しでした。でも、合格できてよかった。はっきりいって合格できるとは思っていなかったので、自分でも驚きました(笑)。
今、働いているデイサービスセンターで、利用者の方々から「デイサービスを利用し始めて元気になった」「来てよかった」とお礼を言われると、本当にこの資格を取ってよかったと実感します。これからも社会福祉士の資格を活かしてがんばっていこうと思います。みなさんも自分を信じて、合格を目指して地道にがんばってください」
「通信講座で一度挫折しそうになり、卒業自体を諦めようと思ったこともありました。しかし、ギリギリでレポートを提出してなんとか卒業することができ、すぐに受験日を迎え、バタバタの大忙しでした。でも、合格できてよかった。はっきりいって合格できるとは思っていなかったので、自分でも驚きました(笑)。
今、働いているデイサービスセンターで、利用者の方々から「デイサービスを利用し始めて元気になった」「来てよかった」とお礼を言われると、本当にこの資格を取ってよかったと実感します。これからも社会福祉士の資格を活かしてがんばっていこうと思います。みなさんも自分を信じて、合格を目指して地道にがんばってください」