国家試験を突破して晴れて社会福祉士の資格を取得した皆さんに、効果的な勉強法や仕事をしながら勉強を続けるコツ、資格を仕事に活かす展望などについてうかがいました。
第58回 清家 文明さん
児童養護施設 児童指導員
清家さんが使った参考書など
2013社会福祉士国家試験過去問解説集 第22回―第24回全問完全解説
社団法人日本社会福祉士養成校協会=編集
中央法規出版
社団法人日本社会福祉士養成校協会=編集
中央法規出版
2010社会福祉士国家試験過去問解説集 第19回―第21回全問完全解説
社団法人日本社会福祉士養成校協会=編集
中央法規出版
社団法人日本社会福祉士養成校協会=編集
中央法規出版
【模擬試験】
・日本社会福祉士養成校協会主催「社会福祉士全国統一模擬試験」
【web利用】
・けあサポ「私はこうして合格しました!」
→ 試験勉強前に、学習のイメージづくりと、勉強へのモチベー
ションを上げました
・けあサポ「今日の一問一答」
→ 試験が近くなるにつれて高まる不安を打ち消してくれました
→ 試験勉強前に、学習のイメージづくりと、勉強へのモチベー
ションを上げました
・けあサポ「今日の一問一答」
→ 試験が近くなるにつれて高まる不安を打ち消してくれました
清家さんの合格までの道のり
日程 | 勉強内容など | ||
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2011年 | 4月 |
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11月 |
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2012年 | 4月 |
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8月 |
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11月 |
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12月 |
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2013年 | 1月27日 |
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2月 |
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3月 |
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◎清家さんが考える必勝3か条
- 1.勉強のスケジュールを立て、試験対策は早めに着手する
- →保育士資格の関係で履修科目が多かったことや、アルバイト、ボランティア、卒業研究などもあったため、計画を立てて早めにスタートすることで、気持ちに余裕をもって学習ができました
- 2.ひたすら過去問を解く+回転率を常に意識する
- →元来「書いて覚える」ことをしていましたが、試験勉強ではそれを捨て、「見て覚える」にシフトしました。「とにかく問題を解き、見て覚える」スタイルで、まずは膨大な問題に触れていくことを優先しました。また、1日どの程度取り組んだかの確認も徹底しました
- 3.勉強した内容のアウトプットを心がける
- →勉強仲間などと問題を出し合ったり、教えたりして、勉強した内容をアウトプットすることで、 「わかったつもり」の部分に気がついたり、知識の定着具合がわかるので、意識的に行いました
社会福祉士を目指した理由
中学校時代から保育士になろうと考えていましたが、高校時代に社会福祉士の存在を知り、「振れ幅をもたせて、長く福祉に携わるために必要な資格だ」と考え、資格取得を決意しました。
具体的な勉強法
また、模擬試験で出題された過去問に載っていない知識や『ワークブック』の内容などを付箋に書き出し、問題と関連する部分に張り付け、試験への対応力を強化しました。
試験前日や当日に気をつけたこと
試験直前は、特に苦手な科目の見直しと全体の復習を徹底しました。前日は緊張で学習に集中ができないため、早めに勉強は切り上げて就寝しました。
当日は、早めに開場入りし、会場の雰囲気に慣れておくようにしました。試験では頭が真っ白になったうえ、座席が一番後方だったことで途中退出される方にぶつかられながらの受験でしたが、「最後まで諦めないぞ。自分は受かるぞ!」という気持ちで、数時間の試験を乗り越えました。
当日は、早めに開場入りし、会場の雰囲気に慣れておくようにしました。試験では頭が真っ白になったうえ、座席が一番後方だったことで途中退出される方にぶつかられながらの受験でしたが、「最後まで諦めないぞ。自分は受かるぞ!」という気持ちで、数時間の試験を乗り越えました。
合格後の私
現在は児童養護施設で働いています。日々子どもと関わるなかで、「援助って難しい…ソーシャルワークにはまだまだ遠い…」など自身の未熟さを痛感します。
資格取得によって、すぐに対人援助が極まることはなく、また、お給料に反映される訳でもなく…。しかし、努力して資格取得に結び付いたことで、日々誇りをもって仕事に臨めていると感じます。今後も一層の研鑽を積み、子どもたちへと還元できればと考えています。
資格取得によって、すぐに対人援助が極まることはなく、また、お給料に反映される訳でもなく…。しかし、努力して資格取得に結び付いたことで、日々誇りをもって仕事に臨めていると感じます。今後も一層の研鑽を積み、子どもたちへと還元できればと考えています。
これから受験される方へ
私は学生の立場で受験しましたが、仮に今、受験しても合格は難しいと感じます。日々の仕事の合間を縫って、勉強されている方々には頭が下がります。
また、学生の方々には「学生の立場で落ちたら恥」という考えをもつと良いと思います。そのプレッシャーで、自分も最後までやり通せたと感じます。
福祉系大学出身ならば、資格はもっておくべきです。資格の有無で評価が変わることも現場によっては往々にしてあります。「勉強しなきゃ」と口にしつつ、行動に移せないスタンスは断ちきり、動き出すべきです。それがまず最初の一歩です。
また、学生の方々には「学生の立場で落ちたら恥」という考えをもつと良いと思います。そのプレッシャーで、自分も最後までやり通せたと感じます。
福祉系大学出身ならば、資格はもっておくべきです。資格の有無で評価が変わることも現場によっては往々にしてあります。「勉強しなきゃ」と口にしつつ、行動に移せないスタンスは断ちきり、動き出すべきです。それがまず最初の一歩です。