第48回　UYさん

日程	勉強内容
2011年5〜7月	・大学の国家試験対策講座（通年・東京アカデミー）の受講 ・過去問3年分、6月頃に模擬問題を解く（結果は50点位）
8、9月	・夏休みを使って過去問、模擬問題を解き、それぞれの解答と解説を理解 ・大学の友人とグループを作り勉強会を開く
10月	・過去問、模擬問題から自分の苦手な科目を確認し、『必携』などを使って重点的に、基礎から固めていく。まとめる時間がもったいないのでとにかく書き込み ・移動や空いた時間には『よくでるテーマ88』で知識の確認 ・10〜11月の間に模擬試験を２回受験 ・就職活動が本格化し、勉強との両立に苦労する
11月	・苦手科目を勉強しつつ、受けた模擬試験や模擬問題を解き直す。定期的に時間を計って問題を解く事で試験の感覚を養う ・就職先が決まり、勉強に専念する
2011年12月〜試験本番前	・過去問、模擬問題、模擬試験の問題をひたすら解き直す（約10回分×最低3周）。選択肢のどこが違うのか理解をしながら、150点満点を取るつもりで解く ・勉強が楽しくなり始め、1日14時間くらい勉強
2012年1月試験当日	・数多くの問題を解いてきた自分に自信をもって本番を迎える
3月	・無事に合格し社会福祉士になる

　おばあちゃん子だった幼少期を過ごし、将来は何か恩返しをしたいと思い、漠然と「高齢者を助ける⇒福祉」と思い描いていました。高校時代の先生に「社会福祉士」という資格を教えてもらい、この資格が取得できる大学を受験しました。大学に入ってからも幅広い分野を学ぶことが楽しく、資格を活かす学びのある仕事がしたいと志しました。

　とにかく問題を解くことに重点を置いて勉強しました。数を繰り返すことで知識がついている科目とそうでない科目を自然と自覚できます。その後は苦手科目の勉強をしてきました。参考書に、試験ででたところや大事だと思ったことを黄ペンで書き込み、赤い下敷きで隠しながら勉強しました。仕上げにまたひたすら問題を解きます。自然と問題にかける時間配分や、「解ける問題」と「解けない問題」の選別、選択肢の絞り込みができるようになります。細かい内容を目にすると知識が足りないのではと不安になるので、試験直前は分厚いテキストなどは開かないようにしました。

　試験前日は『よくでるテーマ』や解いた過去問などを用いて理解した内容に目を通し、自信が持てるように確認しました。
　試験当日は、防寒するのはもちろんですが、チョコレートなど少量で糖分の高いものを持ち歩いていました（しかし、食べ過ぎると眠くなったり緊張で気持ち悪くなる恐れも…）。後はひたすら笑顔を装っていました（笑）。「いつも通り」と意識するといくらか緊張が和らぎました。

　社会福祉士の資格を取得して一番大きかったのは、一つの事に一生懸命取り組み、乗り越えた時の達成感を味わえた事です。合格に至るまでにはそれ相応の努力を伴います。それが報われた時の喜びは何ものにも代えられません。様々な試練に直面しても、ここを乗り越えれば笑顔になれると思えるようになりました。そして、努力したという事実は自信となります。「受験勉強に比べたら…」と思えるぐらい勉強したので、どんな試練にも立ち向かえるようになりました。

　社会福祉士の取得を目指す方は、何かしらの目標を持って受験されると思います。その受験に至るまでの道のりには家族や友人、先生方、職場の方など、たくさんの支えや理解があってのことだと思います。自分を支えてくれている人に直接感謝の言葉を伝えてみてはいかがでしょうか。不思議とやる気や勉強意欲が湧いてきて、受験勉強に楽しく取り組めます。受験を乗り越えるキーワードは「感謝」と「楽しさ」だと思っています。私はそれで合格しました。是非やってみてください。
　皆さんの社会福祉士受験が楽しいものになる事をお祈りしています。