第21回　ジョギングライフを楽しくする工夫＜２＞　大会参加でモチベーションアップ

　ジョギングライフを楽しくする工夫として、前回は仲間づくりをおすすめしましたが、今回は“大会への参加”についてお話します。

　ジョギングを始めてしばらくたち、走る距離が伸びてきた方は、ぜひマラソン大会への参加を目標にしてほしいと思います。いきなりフルマラソンを目標にする必要はありません。もちろん、最終的にはフルマラソンを完走できれば満足度は高いですし、達成感も大きいのですが、まずは、３kmや５kmといった短い距離のロードレースに参加することをおすすめします。そこから10km、ハーフ、フルへと距離を伸ばしていきましょう。
　こうした大会への参加を目標にすることで、これまで以上に走るモチベーションが高まります。目標ができたことで自然と「頑張らないと！」という気になりますから、普段のジョギングにも熱が入ります。そういう意味では、ちょっと走ることがマンネリ化してきた方にもおすすめです。

　昔は振込用紙で参加費を払い込んで参加申し込みをしたものですが、今はインターネットで申し込むのが主流になっています。ランネット（http://runnet.jp/）やスポーツエントリー（http://www.sportsentry.ne.jp/）といったサイトを利用して、近場のマラソン大会を簡単に検索できますし、そのまま大会の参加申し込みをすることができます。
　逆にインターネットではエントリーできない大会もありますので、ランナーズなどの雑誌でも調べてみましょう。そのような大会は、参加申し込みの方法を直接、大会運営者や自治体に問い合わせる必要があります。

　ハーフやフルなど走りきることが不安なレースにエントリーした場合は、簡単な練習計画を立ててみることをおすすめします。本やインターネット、あるいは知り合いのランナーからのアドバイスを参考にして計画を立て、大会まで計画的な走り込みをしていきましょう。必ずしも計画どおりに走る必要はなく、予定の７、８割を実行できれば十分です。大会に向けてしっかり走ってきたという裏づけのある自信が、きっとあなたを完走に導いてくれますよ。
　また、大会に向けて、大会当日に着るウェアやシューズを選んだり、一緒に参加する仲間と練習会をしたり、レースの目標を立てたり、レース後の自分へのご褒美を考えたりなどなど、楽しみながらモチベーションを上げていく方法がたくさんあります。
　せっかく大会にエントリーしても、忙しくてジョギングの時間が取れなかったり、さまざまなストレスから、モチベーションを維持できないこともあるでしょう。だからといってレース当日楽しめなかったのではもったいないので、上記のような方法などを上手に取り入れて、大会に向けて気持ちを盛り上げてください。

　次回は、大会前日と当日についてお話しします。