第17回　読者ＱＡ
〜朝ランか夜ランか・音楽の効用〜

　今回は読者から頂いている質問への回答をさせていただきます。

Ｑ
　走り始めたばかりの50代女性です。
　朝走るほうがいいのか、夜走るほうがいいのかどちらが良いでしょうか？
　朝走っている人は、朝は気持ちいいと言うし、夜派の人は夜のほうが筋肉が動くからよいなど、意見が分かれていたのですが、50代という年齢から考えるとどちらがよいのでしょうか？
　また、ダイエットが目的なら、どちらがよいでしょうか？
　それから朝走るのは、身体によくないという話も聞いたことがあります。よろしくお願い致します。

Ａ
　これは得意・不得意の問題で決めればよいと思います。朝が苦手な人は夜に走ればよいですし、逆に夜よりも朝のほうが走りやすい人もいると思います。自分の得意なほうで構いませんよ。朝、低血圧で起きられない人が無理やり起きて走ってもちゃんと走れません。ただ、ダイエットが目的でしたら、血糖値の低い朝に走るほうが、脂肪の燃焼を促しやすく、結果的に痩せやすいでしょう。身体によくないというお話ですが、これは、寝起きで激しい運動をすると心臓に負担がかかるのでよろしくない、ということでしょう。確かに、寝起きでいきなり激しい運動はしないほうがよく、激しい運動をするのであれば、ゆっくり走り始めて、徐々に上げていったほうが無難でしょう。朝は、ゆっくりと持久系の練習をするほうが効果的だと思います。

Ｑ
　40代の男性です。音楽を聴きながら走っている方がたくさんいますが、そのほうがよいのでしょうか？
　音楽はランニングによい効用があるのですか？
　また、周りの音が聞こえなくなることで危険はないのでしょうか？

Ａ
　音楽はジョギングに飽きないための一つの手段です。ただ走るだけではちょっと退屈だなぁという人は、好きな歌手の音楽を聴きながら走ることで退屈せずに、気持ちよく走ることができるでしょう。音楽を聞きながら走る効用は、音楽のリズムと自分の走るリズムが重なると、驚くほど軽快に走れることです。自分にピッタリとしたリズムを刻めると走りやすくなるのです。ただし、周りの音が聞こえないのは危険ですので、完全に密閉させず、外の音が聞こえるように工夫するといいでしょう。