第13回　筋力トレーニング＜2＞　動画でチェック

—スピードに見合った体の使い方—

以前にフォームのお話をしましたが、ゆっくり走るときも速く走るときもフォームの基本は同じです。

まっすぐ立って、肩甲骨を意識した腕振りとまっすぐ着地を意識する、この部分は変わりません。しかし、スピードに応じて変わるものもあります。それが“ストライド＝歩幅”と“ピッチ＝回転”です。ストライドを広げたり、ピッチを上げることでスピードを速めるのです。

６分／kmペースで走る動きのまま、４分／kmペースで走るのは厳しいでしょう。４分／kmペースで走ろうと思ったら、４分／kmの動きで走る、つまりスピードに見合った体の使い方をする必要があるのです。そのとき、フォームは変えずに、ストライド・ピッチを変えることで調整するのです。

ジョギングを始めたばかりのみなさんには、まだあまり関係のないことかもしれませんが、今後、続けていくと走る速度が上がっていきますので、その際には、このことを思い出して、基本をおろそかにしない身体の使い方を意識してほしいと思います。