多忙な業務のなかケアプランを効率よく作るには?
包括センターの保健師です。利用者の意欲を引き出し、自己実現につながるようなケアプランを立てることを心がけています。ただ問題は、このようなケアプランを作成しようとすると、どうしても時間がかかってしまうことです。包括センターという性質上、他の仕事も多く、集中して作る時間を作るのも困難です。効率よくプランを立てる工夫などがあれば教えてください。
下書きと清書の二段階で
確かに介護予防ケアプランの様式は面倒ですよね。時間がとてもかかってしまいます。でも、いくつかの工夫をすれば効率化を図れると思いますよ。
まずは、技術的なことですが、パソコンで作る場合には、キーボードの打つ早さにも関わってきますよね。これは訓練しかないですよね。
さらには、「作り慣れる」ことは当然必要です。介護給付のケアプランでもそうなのですが、繰り返し作ることでかなり作成に要する時間は早くなっているのではないでしょうか。私は、介護給付のケアプランの清書は1時間以内で作ることを心がけています。しかし、それができるのは、下準備をしっかり行っているからです。
ケアマネジメントは合議です。ケアプランをパソコンで作るにせよ、それは最終的な清書の段階でしょう。当然その前には「下書き」があるはずです。下書きといっても、同じ書式を使わなくても結構ですが、項目としてはケアプランと同じ内容を一度は事前に考察しておくことが重要になります。そしてそれは利用者宅で行います。利用者さんと一緒に考えながらケアプランの項目を埋めていくのです。もちろん手書きです。むしろケアプランの様式を使ったほうが清書のときに楽かもしれませんね。あとは事務所に帰って、下書きを清書するだけです。それに当てる時間は、予防プランでも1時間以内を目標にします。
もし、利用者宅では情報収集しか行わずに、アセスメントやケアプラン作成をいきなり事務所でパソコンに向かって行っているのであれば、そのほうが時間がかかると思います。なぜなら、どうしても私たちが一人で考えなくてはならない部分がでてきてしまうからです。「このことに対して利用者さんはどう感じるだろう」「利用者さんだったらなんて言うだろう」などと推測しながら書くことになってしまいますので、とても時間がかかるのです。
下書きと清書。面倒なようですが、結果的に時間の効率化が図れ、利用者さんの声が反映されたプランができると思いますよ。
(回答者:能本守康)
まずは、技術的なことですが、パソコンで作る場合には、キーボードの打つ早さにも関わってきますよね。これは訓練しかないですよね。
さらには、「作り慣れる」ことは当然必要です。介護給付のケアプランでもそうなのですが、繰り返し作ることでかなり作成に要する時間は早くなっているのではないでしょうか。私は、介護給付のケアプランの清書は1時間以内で作ることを心がけています。しかし、それができるのは、下準備をしっかり行っているからです。
ケアマネジメントは合議です。ケアプランをパソコンで作るにせよ、それは最終的な清書の段階でしょう。当然その前には「下書き」があるはずです。下書きといっても、同じ書式を使わなくても結構ですが、項目としてはケアプランと同じ内容を一度は事前に考察しておくことが重要になります。そしてそれは利用者宅で行います。利用者さんと一緒に考えながらケアプランの項目を埋めていくのです。もちろん手書きです。むしろケアプランの様式を使ったほうが清書のときに楽かもしれませんね。あとは事務所に帰って、下書きを清書するだけです。それに当てる時間は、予防プランでも1時間以内を目標にします。
もし、利用者宅では情報収集しか行わずに、アセスメントやケアプラン作成をいきなり事務所でパソコンに向かって行っているのであれば、そのほうが時間がかかると思います。なぜなら、どうしても私たちが一人で考えなくてはならない部分がでてきてしまうからです。「このことに対して利用者さんはどう感じるだろう」「利用者さんだったらなんて言うだろう」などと推測しながら書くことになってしまいますので、とても時間がかかるのです。
下書きと清書。面倒なようですが、結果的に時間の効率化が図れ、利用者さんの声が反映されたプランができると思いますよ。
(回答者:能本守康)