アセスメントの質をそろえるためには…?
私が勤める施設では、利用者のアセスメントを介護職員が担います。ところが、担当の介護職員によってアセスメントの力量がまちまちで、ケアマネジャーとしては「本当に利用者に合ったプランになっているのか」について自信がありません。アセスメントの質をそろえるには、どうすればいいのでしょうか?全員でチェックしたうえで、現場での気づきを引き出して
現場の介護職員は、利用者の生活を最も間近で見ている存在です。アセスメントを担ううえでは、ある意味最適といえるでしょう。
ただし、担当者が異なれば、アセスメントの書式をどんなに綿密にしても、その力量によってアセスメントの質にバラつきが生じがちです。これを防ぐには、複数の視点でアセスメントをチェックすることが望まれます。
そもそも、居室担当が決まっているとしても、1人の利用者にかかわる介護職員は早番・遅番・夜勤という具合に、少なくとも3人はかかわることになります。
居室担当者がひととおりアセスメントをとり終えたら、「その利用者にかかわるすべての職員」が一度顔を揃え、アセスメントが適正であるかどうかを全員の目でチェックします。その場にはケアマネジャーも同席し、司会進行を行ないながら全員の意見をまんべんなく引き出すようにします。
とはいえ、会議スタイルだとなかなか発言が出てこない場合もあります。そこで、会議とは別に、ケアマネジャーが随時現場に足を運びながら、各介護職と会話をし、「Aさん(利用者)の排せつ時のADLは、アセスメントではこうなっているけれど、他に気づいたことはある?」という具合に気づきを引き出すことが求められます。
(回答者:田中元)
ただし、担当者が異なれば、アセスメントの書式をどんなに綿密にしても、その力量によってアセスメントの質にバラつきが生じがちです。これを防ぐには、複数の視点でアセスメントをチェックすることが望まれます。
そもそも、居室担当が決まっているとしても、1人の利用者にかかわる介護職員は早番・遅番・夜勤という具合に、少なくとも3人はかかわることになります。
居室担当者がひととおりアセスメントをとり終えたら、「その利用者にかかわるすべての職員」が一度顔を揃え、アセスメントが適正であるかどうかを全員の目でチェックします。その場にはケアマネジャーも同席し、司会進行を行ないながら全員の意見をまんべんなく引き出すようにします。
とはいえ、会議スタイルだとなかなか発言が出てこない場合もあります。そこで、会議とは別に、ケアマネジャーが随時現場に足を運びながら、各介護職と会話をし、「Aさん(利用者)の排せつ時のADLは、アセスメントではこうなっているけれど、他に気づいたことはある?」という具合に気づきを引き出すことが求められます。
(回答者:田中元)