ケアマネジャーとしてのスキルアップはどう図ればいい?
ケアマネジャー3年目になりますが、最近、自分の実力不足をさまざまな場面で感じさせられます。実力向上を図りたいと思っていますが、事業所には指導してくれるようなベテランはいません。皆さんは、どのようにスキルアップを図っているのでしょうか?まずは、ケアマネジメントの基本を押さえる
現在は現任研修が義務化されていますので、最低限の研修には参加していますよね。でも、それでは物足りないのでしょうか? たしかに、大講堂に大勢集められて一方通行で講義を聴くのでは、成長の機会とはなりにくいですよね。
私はさまざまな研修で講師を務めていますが、スキルアップに関して強く感じるのが、ケアマネジメントを基本から押さえることの必要性です。まず、初心に帰ってケアマネジメントの歴史や定義、基本構造、さまざまな機能から再学習してみてはいかがでしょうか。今まで大事な基本を知らずにケアマネジメントを行ってきたことに気づくかもしれません。基本知識を押さえた上で、事例研修など、一段上の研修に参加してステップアップしていくのが効果的だと思いますよ。
また、ケアマネジメントにはプレゼンテーション能力がかなり求められます。人前で上手に話す訓練も重要です。こうした研修やセミナーに参加することもお勧めです。そして、より実践的な機会となるのが「スーパービジョン」です。スーパービジョンを受けることで、ケアマネとしての普段の姿勢や考え方を再確認することができます。知らず知らずに自分の個性でケアマネジメントを行っていたなど、自分の偏りや弱点も見えてきます。ぜひお勧めですね。
バイザーがいない、という声もよく聞きますが、座して待つばかりでは成長の機会はつかめません。自分からいろいろな場に出ていき、積極的に機会をつくっていけば、自分を導いてくれるようなバイザーに出会うチャンスも増えます。
たとえば、全国ではさまざまな研修が開催されています。インターネットで「ケアマネジメント」「セミナー」「研修」などと検索してみてください。きっと興味のあるテーマが見つかることと思います。また、地元の市町村連絡会などで講師を招くなど、自分たちで研修を企画することもお勧めです。経費は多少かかりますが、それ以上に得るものもあると思いますよ。市町村連絡会によっては、同じ講師を招いて継続的に勉強会を開催しているところもあります。単発の研修よりもスキルアップにつながりやすく、こうした方法も参考になるのではないでしょうか。
日常業務における悩みや相談については、身近に相談に乗ってくれるケアマネジャーを見つけておくことです。自分の事業所に限らず、他の事業所のケアマネジャーでもいいと思いますよ。いつでも電話などで相談できるような身近な存在が理想的です。できれば主任ケアマネジャーなどのベテランがいいですね。
何よりも地域での「ケアマネジャーネットワーク」を確立することです。地域での研修や市町村連絡会に参加することで、こうした“自分のための社会資源”は豊かになっていきます。もしかしてバイザークラスのケアマネジャーに出会えるかもしれませんよ。頑張ってくださいね。
(回答者:能本守康)
私はさまざまな研修で講師を務めていますが、スキルアップに関して強く感じるのが、ケアマネジメントを基本から押さえることの必要性です。まず、初心に帰ってケアマネジメントの歴史や定義、基本構造、さまざまな機能から再学習してみてはいかがでしょうか。今まで大事な基本を知らずにケアマネジメントを行ってきたことに気づくかもしれません。基本知識を押さえた上で、事例研修など、一段上の研修に参加してステップアップしていくのが効果的だと思いますよ。
また、ケアマネジメントにはプレゼンテーション能力がかなり求められます。人前で上手に話す訓練も重要です。こうした研修やセミナーに参加することもお勧めです。そして、より実践的な機会となるのが「スーパービジョン」です。スーパービジョンを受けることで、ケアマネとしての普段の姿勢や考え方を再確認することができます。知らず知らずに自分の個性でケアマネジメントを行っていたなど、自分の偏りや弱点も見えてきます。ぜひお勧めですね。
バイザーがいない、という声もよく聞きますが、座して待つばかりでは成長の機会はつかめません。自分からいろいろな場に出ていき、積極的に機会をつくっていけば、自分を導いてくれるようなバイザーに出会うチャンスも増えます。
たとえば、全国ではさまざまな研修が開催されています。インターネットで「ケアマネジメント」「セミナー」「研修」などと検索してみてください。きっと興味のあるテーマが見つかることと思います。また、地元の市町村連絡会などで講師を招くなど、自分たちで研修を企画することもお勧めです。経費は多少かかりますが、それ以上に得るものもあると思いますよ。市町村連絡会によっては、同じ講師を招いて継続的に勉強会を開催しているところもあります。単発の研修よりもスキルアップにつながりやすく、こうした方法も参考になるのではないでしょうか。
日常業務における悩みや相談については、身近に相談に乗ってくれるケアマネジャーを見つけておくことです。自分の事業所に限らず、他の事業所のケアマネジャーでもいいと思いますよ。いつでも電話などで相談できるような身近な存在が理想的です。できれば主任ケアマネジャーなどのベテランがいいですね。
何よりも地域での「ケアマネジャーネットワーク」を確立することです。地域での研修や市町村連絡会に参加することで、こうした“自分のための社会資源”は豊かになっていきます。もしかしてバイザークラスのケアマネジャーに出会えるかもしれませんよ。頑張ってくださいね。
(回答者:能本守康)