記録の文章のコツを教えてください。
施設で働く介護職です。現場で作成するケアプランや記録がうまくまとめられません。必要なことをもらさないように書くと、どうしてもだらだらと文章が長くなってしまいがちです。わかりやすい文章を書くコツがあればお願いします。情報を整理して、客観的事実と主観は別の文節で
ケアプランや介護記録というのは、現場の全ての職種がケアを手がけるために活用するものです。と同時に、ケアプランはもちろん、介護記録についても、これからは本人や家族の開示請求に応えなければならないケースが予想されます。つまり、この場合の「わかりやすい文章」とは、(1)多職種が現場で活用しやすい、(2)素人でも理解しやすいという2つの条件を指すと考えてください。
この2つの条件を満たすうえで大切なことは、「うまい文章」を書くことではなく、読んだ人がいかに正確に情報を把握できるかを考えることです。正確な情報伝達の基本としては、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「どのようにした」という5つの柱を頭に入れながら、そこに伝えたい情報をあてはめていくことから始めるといいでしょう。
介護記録については担当者の思いが入ってくることがありますが、それは利用者との関係性を描くうえで重要な情報にもなるので、そのまま記入して構いません。ただし、上記の5本柱に沿った客観情報を記したうえで、別の文節として記述するようにします。利用者や家族が見ることも想定すれば、専門用語は必要最低限にとどめ、略語の使用もできる限りひかえることが求められます。
ケアプランについては、「いつ=どんなときにそれをやるのか」「どこで=どの場所でそれをやるのか」「誰が=担当する人は誰なのか」「何を=どんなケアをするのか」「どのように=その際に留意すべき点は何か」という具合に置き換えてみてください。
もちろん、最初からスムーズに書けるとは限りません。慣れないうちは、「いつ」から「どのようにした」までの5本柱(プラス思いなどを書き込む特記事項)を項目ごとの枠にしたフォーマットを活用し、慣れてきたら文章化します。パソコンの画面上で、各項目の書き出し→文章化ができる仕組みを作っておくというアイデアも考えられるでしょう。
(回答者:田中元)
この2つの条件を満たすうえで大切なことは、「うまい文章」を書くことではなく、読んだ人がいかに正確に情報を把握できるかを考えることです。正確な情報伝達の基本としては、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「どのようにした」という5つの柱を頭に入れながら、そこに伝えたい情報をあてはめていくことから始めるといいでしょう。
介護記録については担当者の思いが入ってくることがありますが、それは利用者との関係性を描くうえで重要な情報にもなるので、そのまま記入して構いません。ただし、上記の5本柱に沿った客観情報を記したうえで、別の文節として記述するようにします。利用者や家族が見ることも想定すれば、専門用語は必要最低限にとどめ、略語の使用もできる限りひかえることが求められます。
ケアプランについては、「いつ=どんなときにそれをやるのか」「どこで=どの場所でそれをやるのか」「誰が=担当する人は誰なのか」「何を=どんなケアをするのか」「どのように=その際に留意すべき点は何か」という具合に置き換えてみてください。
もちろん、最初からスムーズに書けるとは限りません。慣れないうちは、「いつ」から「どのようにした」までの5本柱(プラス思いなどを書き込む特記事項)を項目ごとの枠にしたフォーマットを活用し、慣れてきたら文章化します。パソコンの画面上で、各項目の書き出し→文章化ができる仕組みを作っておくというアイデアも考えられるでしょう。
(回答者:田中元)