生活相談員は人気職種ですが、その仕事内容は相談業務から直接ケアまでと幅広く、なかなかハードというのが実情です。今回は、高齢者デイサービスセンターの生活相談員の方にお話を伺いました。
第6回 デイサービス生活相談員の仕事
1日の仕事の流れ
仕事の楽しみを感じるときは?
帰るときに笑顔だったり、利用者さんに「来て良かった」と思っていただけたら、それが私たち職員にとって喜びの瞬間です。送迎時には、通所介護での出来事やその日の様子など、良いことも悪いことも含めてご家族に報告し、信頼関係の構築に努めています。ご家族から、「歩けるようになった」「表情が豊かになった」と聞くとても嬉しく、充実感でいっぱいになります。
私たちの仕事は決して楽ではありませんが、このような小さな幸せが、辛くても頑張ることのできる大きなエネルギーとなっています。
私たちの仕事は決して楽ではありませんが、このような小さな幸せが、辛くても頑張ることのできる大きなエネルギーとなっています。
仕事に欠かせないアイテムは?
1 デジタルカメラ
高齢になると特別なことがない限り、被写体になる機会は少なくなるようです。しかし、笑顔の写真は、その人生に幸福なひとときがあったことを記憶に刻むことができます。「今日も一日楽しかった」という思いで過ごしていただき、その笑顔を大切にするために、利用者さんの了解を得たうえで、日常の様子をデジタルカメラで撮るようにしています。
ご家族に写真をわたして、デイサービスでの様子を伝えることができますし、食事内容の記録などとしても活用しています。
ご家族に写真をわたして、デイサービスでの様子を伝えることができますし、食事内容の記録などとしても活用しています。
2 調理機器
今後は、新たな試みとして、豆腐やうどんを手作りすることも考えています。
仕事でストレスはありますか? 発散の仕方は?
利用者に対して尊敬や畏敬の念をもって携わることで、ストレスはたまることなく、豊かな気持ちとなります。人と関わることの素晴らしさを肌で感じながら、より良い支援を行っていくため、自己の健康管理と十分な睡眠をとるよう心がけています。
休日の過ごし方
まずは体力を回復することです。そして、音楽を聴いて、精神の安定・ゆとりをもつことができるような時間としています。
新人さんに一言!
利用者の一瞬・一日を大切に、一日でも長く在宅生活を継続できるよう思いやりと情熱をもって取り組んでいきましょう。